LAN配線工事

2024.05.17

LAN配線工事の進め方|配線計画・費用の内訳・見積もりの見方

 

オフィスの席を増やす、店舗に決済端末を置く、防犯カメラやWi-Fiのアクセスポイントを設置する。事業所でネットワーク機器を増やそうとすると、ほとんどの場合「LANケーブルをどこに、どう通すか」という問題に行き当たります。

LAN配線工事は、ケーブルを引けば終わる作業ではありません。差し込み口の位置が実際の机の配置と合っていない、どのケーブルがどのスイッチにつながっているのか誰にも分からない、といった不便の多くは、工事の腕ではなく計画の段階で決めきれなかったことが原因で起こります。反対に、「何を・どこで・何台使うか」を先に整理しておけば、業者との打ち合わせも見積もりの比較もスムーズに進みます。

この記事では、事業所でLAN配線工事を依頼する方に向けて、依頼前の準備から配線ルートの選び方、ケーブルと部材の選定、工事の流れ、費用の内訳と見積書の見方、引き渡し時に受け取るべき資料までを順に解説します。

知りたいこと該当する章
そもそもどんな工事なのかLAN配線工事とは?
何を準備して相談すればよいか依頼前に決めておくこと
見た目や建物の条件で迷っている配線ルートの選び方
Cat6とCat6Aのどちらにすべきかケーブルと部材の選び方
当日までに何が起こるのかLAN配線工事の流れ
見積もりが妥当か判断したい費用の内訳と見積書の見方
工事後に困らないようにしたい引き渡し時に受け取っておきたい情報

 

なお、自宅の部屋ごとの配線を検討している方は、<自宅向けのLAN配線計画>の記事をご覧ください。

 

LAN配線工事とは?事業所で必要になる主な場面

LAN配線工事とは、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器と、パソコン、プリンター、電話機、防犯カメラといった端末とをLANケーブルで結ぶための工事です。作業にはケーブルを通すことだけでなく、壁や床の差し込み口(情報コンセント)の取り付け、ケーブル端の加工(端末処理)、機器を集約するラックやパッチパネルの設置、接続後の試験なども含まれます。

電気工事のなかでは、電話やインターホン、防犯カメラなどと同じ「弱電工事」に分類されます。弱電工事の全体像については、<弱電工事の解説記事>もあわせて参考にしてください。

事業所でよくある依頼の場面

事業所のLAN配線工事は、きっかけによって注意すべき点が変わります。代表的な場面を整理すると次のとおりです。

場 面よくある依頼内容計画時に注意したい点
事務所の新規開設・移転全席分の配線、ラックの設置、回線の引き込み位置からの配線内装工事の工程と日程を合わせる
増席・レイアウト変更差し込み口の追加・移設既存スイッチの空きポート、机の配置計画
店舗への決済端末・POS導入レジ周りの配線、バックヤードとの接続カウンター内の動線、足元の配線保護
防犯カメラの設置カメラごとの配線、PoE給電屋外区間の防水、録画機の設置場所
Wi-Fi環境の強化アクセスポイントまでの配線、天井への設置アクセスポイントの設置位置と台数
既存配線の老朽化・不具合既設配線の調査と更新工事が必要かどうかの切り分けが先

自宅の配線と何が違うのか

事業所の配線では、自宅にはない条件がいくつも加わります。接続する台数が多いこと、営業を止められない時間帯があること、建物の管理会社や貸主の承諾が必要になること、そして配線の管理を担当者が引き継いでいくことです。

特に最後の点は見落とされがちです。担当者が異動したあとも「どの差し込み口がどのポートにつながっているか」が分かる状態にしておかないと、ちょっとした席替えのたびに配線を一から調べることになります。事業所の配線工事では、工事そのものと同じくらい、あとから管理しやすい形で仕上げることが大切です。

 

 


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現代の生活において、インターネットは水道や電気と同じくらい欠かせない存在となりました。動画配信、リモートワーク、オンライン授業、IoT家電の利用など、安定した通信環境が日常に直結しています。しかし、意外と見落とされがちなのが「LAN配線の品質」です。

「Wi-Fiが不安定」「通信速度が遅い」「会議中に音声が途切れる」…そんなお悩みを抱えている方は、ぜひLAN配線の見直しを検討してみてください。そして、その工事を信頼できるプロに任せるなら、【電気工事110番】が圧倒的におすすめです。

なぜLAN配線が重要なのか?通信トラブルの多くは“配線”が原因

多くのご家庭やオフィスでは、Wi-Fiルーターのスペックや通信プランばかりに注目しがちですが、「LAN配線の劣化」や「不適切な配線方法」が原因で通信速度が落ちているケースも少なくありません。

よくあるLAN配線のトラブル事例

・ 築年数の経った住宅で使用されている古いLANケーブル

・ 天井裏や床下での断線・接触不良

・ 無理な分岐や延長による信号劣化

・ 外部ノイズによる通信エラー(特に電源ケーブルと並行に配線されている場合)

こういった問題は、通信機器をいくら高性能にしても解決できません。根本から快適な通信環境を整えるには、適切なLAN配線工事が必要不可欠です。

LAN配線を見直すメリットとは?

LAN配線工事をプロに依頼して改善すると、以下のようなメリットがあります

✅ 通信速度の向上:光回線本来のスピードを最大限に引き出せる

✅ Wi-Fiの安定化:メッシュWi-Fiやアクセスポイントとの相性も◎

✅ 業務効率アップ:オンライン会議やクラウド業務がスムーズに

✅ 防犯カメラやIoT機器との連携が快適に

✅ 将来の回線増設やリフォーム時の拡張性も確保

「電気工事110番」のLAN配線サービスが選ばれる理由

LAN工事は、単にケーブルを通すだけではなく、建物構造や配線経路、ネットワーク機器との整合性を熟知したプロの知識が求められます。

「電気工事110番」は、全国対応・最短即日対応可能なうえ、以下のような安心の特徴を持っています。

特徴内容
✅ 明朗な料金体系事前見積で追加費用なし(※現地調査あり)
✅ 全国対応都市部から地方まで対応可能
✅ 年中無休・24時間受付急なトラブルにもスピーディに対応
✅ 有資格者による施工電気工事士資格を持つプロが対応
✅ 累計相談実績30万件以上多くのユーザーから高評価

LAN配線工事の具体例:こんなシーンで活用されています

戸建て住宅

・ リビング、書斎、子供部屋にLANを分配して快適ネット環境を構築

・ 防犯カメラのPoE接続やNAS設置にも対応

賃貸マンション

・ 原状回復に配慮した露出型モール工事

・ Wi-Fiの届かない部屋への有線接続

オフィス・店舗

・ 社内ネットワークの設計、配線、ハブ設置まで一括対応

・ POSレジや監視カメラの安定接続工事も

LAN配線はプロに任せて、安心・快適な通信環境を!

通信トラブルの原因がWi-Fiや回線プランではなく、「LAN配線の問題」だったという事例は少なくありません。正しく配線された有線LAN環境こそが、真に安定したネットワークの基盤となります。

「LAN配線工事をプロに任せたい」「どこに相談すればいいか分からない」――そんなときは、「電気工事110番」にご相談ください。

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LAN配線工事を依頼する前に決めておくこと

業者に相談する前に、社内で整理しておきたい項目があります。すべてを完璧に決める必要はありませんが、ここを詰めておくほど、現地調査の時間が短くなり、見積もりの精度も上がります。

接続する機器と設置場所を洗い出す

まず、ネットワークにつなぐ機器を一覧にします。パソコンやプリンターだけでなく、電話機、POSレジ、決済端末、防犯カメラ、Wi-Fiアクセスポイント、会議室のディスプレイなども対象です。現在の台数だけでなく、1〜3年以内に増える見込みも書いておくと、差し込み口を後から追加する工事を減らせます。

一覧は次のような形でまとめると、業者にそのまま渡せます(数字は記入例です)。

機 器現在の台数増設の見込み設置場所接続方法
パソコン(固定席)20台25台執務エリア有線
複合機・プリンター2台2台コピーコーナー有線
Wi-Fiアクセスポイント3台4台天井有線(PoE給電)
防犯カメラ4台6台出入口・倉庫有線(PoE給電)
会議室の会議用端末2台2台会議室A・B有線
受付の端末1台1台受付有線

 

あわせて、平面図に機器の位置を書き込んでおきましょう。会議室の机を動かす予定がある、将来的に島型の配置からフリーアドレスに変える可能性がある、といった情報も伝えておくと、差し込み口の位置を決めやすくなります。

「Wi-Fiを使うからLAN配線は不要」と考える前に、アクセスポイントをどこにつなぐかも確認してください。無線で使う端末が多い場所ほど、アクセスポイントまでの有線配線が重要になります。

差し込み口の数(口数)を決める:20席オフィスの例

機器の一覧ができたら、差し込み口の数(口数)を考えます。先ほどの記入例の場合、次のように数えられます。

用 途口数考え方
固定席のパソコン20口1席1口
複合機・プリンター2口設置場所に1口ずつ
Wi-Fiアクセスポイント3口天井の設置位置まで配線
防犯カメラ4口各カメラの位置まで配線
会議室2口各会議室に1口
受付1口受付カウンター
増設用の予備5口増席予定のエリアを中心に確保
合計37口—

 

口数が決まると、スイッチのポート数も見えてきます。この例では37口に加えてルーターとの接続用のポートが必要になるため、48ポートのスイッチ1台、または24ポートのスイッチ2台といった構成が候補になります。さらに、アクセスポイントとカメラの合計7台に電源をLANケーブル経由で送る(PoE給電)なら、PoE対応のスイッチも必要です。

予備の考え方には注意が必要です。すべての席に予備線を2本ずつ引くと、ケーブルの本数も費用も大きく増えます。増設の可能性が高い場所に絞って予備を確保する、あるいは配管だけを先に通しておき、ケーブルは必要になったときに入れる、といった方法の方が合理的な場合もあります。

現在のネットワーク構成を把握する

新しい配線は、既存のネットワークにつながります。そのため、回線がどこから建物に入り、どの機器を経由して各端末まで届いているのかを確認しておきましょう。一般的な事業所の構成は次のような流れです。

光回線の引き込み → ONU(回線終端装置)→ ルーター(またはUTMなどのセキュリティ機器)→ スイッチ → 各席・アクセスポイント・カメラ

確認しておきたい項目は次のとおりです。

確認項目確認する理由
回線の引き込み位置とONUの場所配線の起点になるため
ルーターやスイッチの設置場所配線を集める場所(ラックの位置)を決めるため
スイッチの空きポート数と対応速度既存機器を使い続けられるか判断するため
PoE対応の有無アクセスポイントやカメラへの給電方法を決めるため
機器の管理者と設定情報の所在工事中の接続変更や設定作業に必要なため

 

機器の設定を外部の保守会社に任せている場合は、工事の日程を保守会社にも共有しておくと、当日の設定変更で慌てずに済みます。

不調が理由なら、工事が必要か先に切り分ける

「通信が遅いから配線を新しくしたい」という相談はよくありますが、遅さの原因が配線にあるとは限りません。回線側の混雑、ルーターの処理能力、Wi-Fiの電波状況、端末そのものの不調でも速度は変わります。原因が判明しない段階で「配線工事をすれば必ず速くなる」とは判断できません。

相談の前に、次のような観点で症状を記録しておくと、調査範囲を絞り込めます。

症 状考えられる原因まず確認したいこと
全員の通信が遅い回線の混雑、ルーターの処理能力時間帯による差があるか、有線でも遅いか
特定の席だけ切れる・遅いケーブル、コネクター、壁の差し込み口、スイッチのポート別のケーブルやポートにつなぎ替えると改善するか
無線の端末だけ遅い電波の届き方、アクセスポイントの台数不足有線でつなぐと改善するか
特定の時間帯だけ遅い利用の集中、バックアップなどの大容量通信どの時間帯に、どの業務と重なるか

 

特定の席だけで起こる不具合は、ケーブルの断線やコネクターの劣化が原因のこともあります。症状の見分け方は<LANケーブルの断線の見分け方>で詳しく解説しています。

建物と運用の条件を確認する

賃貸のオフィスや店舗では、工事の前に貸主や管理会社への確認が欠かせません。確認したいのは、工事の可否、施工できる業者の指定、作業できる時間帯、共用部の使用や養生のルール、退去時の原状回復の範囲です。

オフィスビルでは、工事の費用負担と発注者を「工事区分」で分けていることがあります。一般的な考え方は次のとおりです。

区分発注・費用負担施工業者主な対象
A工事ビルオーナーオーナー側の業者建物本体、共用部
B工事テナントビル側が指定する業者防災設備や空調など、ビルの設備に関わる部分
C工事テナントテナントが選ぶ業者専有部の内装、LAN・電話配線など

 

LAN配線はC工事として扱われることが多いものの、天井内で火災報知器などの防災設備に関わる場合や、共用部を通す場合にはB工事の扱いになることがあります。区分はビルごとに異なるため、見積もりを依頼する前に管理会社の規定を確認しておくと安心です。

営業中の作業に制約がある店舗や、日中に全員が在席するオフィスでは、夜間や休日の作業になる場合もあります。作業時間帯は費用にも影響するため、早めに決めておきましょう。

 

 

配線ルートの選び方:建物の条件と運用で決める

準備が整ったら、ケーブルをどこに通すかを考えます。配線ルートは見た目だけで選ぶものではなく、建物の構造、仕上げ材、既存の設備、将来のレイアウト変更の予定によって最適な方法が変わります。

露出配線と隠蔽配線の違い

LANケーブルを室内側に通し、配線カバー(モール)などで保護する方法が露出配線です。天井裏や壁の中、床下などの空間を通して、室内から見えにくくする方法が隠蔽配線です。

比較項目露出配線隠蔽配線
見た目カバーやケーブルの経路が見える室内からほとんど見えない
工事の検討点カバーの位置、歩行動線、扉や什器との干渉配管や点検口の有無、通線や開口の可否
建物への影響固定のためのビス穴や両面テープ跡が残ることがある開口や復旧を伴う場合がある
変更時の対応経路を確認しやすく、追加もしやすい変更時に追加調査や開口が必要になる場合がある
費用の変動要因カバーの長さ、固定方法、仕上げ通線の難しさ、天井・壁の復旧、作業時間
向いている場面賃貸物件、短期間の利用、配置変更が多い場所来客の多い店舗や受付、新築・改装時

 

店舗で内装を傷つけたくない場合でも、隠蔽配線に使える既存の配管があるとは限りません。反対に、露出配線でも通路を横切る計画なら、つまずきやケーブルの損傷を防ぐ保護方法を検討する必要があります。どちらが適しているかは、図面だけでなく現地で判断します。

通線経路ごとの特徴

隠蔽配線といっても、実際にケーブルを通す場所はいくつかあります。建物によって使える経路は異なるため、それぞれの特徴を知っておくと、業者の提案を理解しやすくなります。

経 路特 徴確認したい点
天井裏広い範囲を移動しやすく、アクセスポイントやカメラの設置にも便利点検口の位置、天井材の種類、既存設備の配置
壁の中差し込み口を壁面に設けられ、見た目がすっきりする壁の構造、断熱材や筋交いの有無、上下の抜け
OAフロア(床下)床下の空間を使い、机の配置に合わせて配線できる床パネルの開閉のしやすさ、既存配線の混み具合
既存の配管開口を減らせる配管の空き、曲がりの数、呼び線の有無
配線モール(露出)工事が比較的簡単で、変更にも対応しやすい固定面の材質、見た目、動線との干渉

 

オフィスビルでは、床を二重にして配線用の空間を設けたOAフロアが多く使われています。OAフロアがあれば、机の配置が変わっても床のパネルを開けて配線を移しやすく、レイアウト変更の多い職場に向いています。

壁の中に配線する方法については、<LANケーブルを壁に配線する方法>で詳しく解説しています。屋外のカメラなどへ配線する場合は、<屋外の有線LAN配線方法>もあわせてご覧ください。

電源線や既存設備との位置関係を確認する

天井裏や配線ダクトには、電源線、照明、空調のダクトや配管、スプリンクラー配管、火災報知器の配線など、さまざまな設備が入っています。LANケーブルを通すときは、これらの設備を傷つけないことはもちろん、電源線との位置関係にも注意が必要です。

一般的には、LANケーブルを電源線と長い距離にわたって並べて這わせることは避け、交差させる場合もできるだけ直角に近い角度で交わるようにします。電源線と通信線を同じダクトや配線ボックスに収める場合には、隔壁で区切るなど、電気設備の技術基準に沿った施工が求められます。モーターや大型の空調機器の近くを通すと、機器から出るノイズの影響を受けることもあります。

また、天井裏でケーブルを天井材の上にそのまま置くのではなく、適切に支持・固定することも大切です。後から別の設備工事が入ったときに、LANケーブルが引っかかって損傷するのを防げます。

コンセントの増設など電源工事を伴う場合は、LAN配線だけの工事とは作業範囲も必要な資格も変わります。見積もりの項目を分けてもらうと、何にいくらかかるのかが明確になります。

防火区画や共用部を通す場合の注意点

ビルや大型の店舗では、火災の延焼を防ぐために建物が「防火区画」で仕切られています。この区画の壁や床をケーブルが貫通する場合は、建築基準法に基づき、すき間を不燃材料で埋めるなどの区画貫通処理が必要です。処理を怠ると、火災時に煙や炎が区画を越えて広がる原因になります。

共用部の廊下や、他のテナントの天井裏を経由する場合は、管理会社の承諾が必要になることがほとんどです。こうした経路が含まれるかどうかで、工事の手続きや費用も変わるため、現地調査の段階で確認しておきましょう。

 


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LANケーブルと部材の選び方

配線ルートが決まったら、使用するケーブルと部材を選びます。ケーブルは一度敷設すると簡単には入れ替えられないため、現在の用途だけでなく、今後の更新も見据えて選ぶことが大切です。

カテゴリー別の性能と用途の目安

LANケーブルは「カテゴリー(Cat)」という規格で性能が分けられています。事業所の配線でよく検討されるのは次の3種類です。

カテゴリー伝送帯域対応する主な通信規格と距離用途の目安
Cat5e100MHz1Gbps(100m)、2.5Gbps(100m)既存の配線に多い。新設で選ばれる機会は減っている
Cat6250MHz1Gbps(100m)、5Gbps(100m)、10Gbps(最大55m程度)一般的なオフィスや店舗の標準的な選択肢
Cat6A500MHz10Gbps(100m)10Gbpsへの更新を見込む構成、長い幹線、高速なアクセスポイント

 

Cat6でも短い区間なら10Gbpsで通信できますが、周囲のケーブルとの干渉条件によって使える距離は短くなります。10Gbpsを100mまでの距離で確実に使う想定なら、Cat6Aが選択肢になります。

Cat7やCat8といった上位のカテゴリーもありますが、一般的なオフィスの情報コンセントまでの配線で使われることはあまり多くありません。Cat8は短距離での高速通信を想定した規格で、主にデータセンターなどで使われます。すべての現場でCat6Aや上位規格が必須というわけではありません。

用途に応じた選び方

どのカテゴリーを選ぶかは、何をつなぐか、今後どう使うかで判断します。

想定する用途検討の目安
事務用のパソコンやプリンターが中心で、1Gbpsで足りるCat6が一般的
最新規格のWi-Fiアクセスポイントを使うアクセスポイントの有線ポートの速度を確認し、Cat6またはCat6Aを検討
設計データや映像など、大容量のファイルを頻繁に扱う10Gbpsへの更新を見込むならCat6A
スイッチ同士を結ぶ幹線や、長い距離の配線距離と速度の条件から判断し、Cat6Aや光ファイバーも比較
防犯カメラやIP電話機通信量は比較的少ないため、PoEの給電条件を優先して確認

 

最近のWi-Fiアクセスポイントには、2.5Gbps以上の有線ポートを備えた機種もあります。2.5Gbpsや5Gbpsの通信はCat5eやCat6でも規格上想定されていますが、アクセスポイントの更新を数年おきに行う予定なら、今回の配線で余裕を持たせておくのもひとつの考え方です。

性能はケーブル単体ではなく「経路全体」で決まる

通信の性能は、ケーブルのカテゴリーだけでは決まりません。スイッチから端末までの経路には、パッチパネル、壁の情報コンセント、両端の短い接続用ケーブル(パッチコード)などが含まれ、そのうちひとつでも性能の低い部品があれば、経路全体の性能はその部品に引きずられます。

たとえば、10Gbps対応のCat6Aケーブルを敷設しても、途中の情報コンセントがCat5e相当だったり、スイッチが1Gbpsまでしか対応していなかったりすれば、その経路で10Gbpsは出ません。ケーブルと部材は同じカテゴリーでそろえ、機器の対応速度も確認しておきましょう。

距離にも上限があります。一般的な設計では、スイッチから端末までの経路全体(チャネル)を100m以内に収め、そのうち建物に固定する配線を90m程度、両端のパッチコードを合計10m程度とする考え方が基本です。広いフロアや倉庫では、ラックの位置によってはこの距離を超えることがあるため、スイッチを分散して設置するなどの対策を検討します。

単線とより線、UTPとSTPの違い

LANケーブルは、カテゴリーのほかにも構造による違いがあります。

種 類特 徴主な使い道
単線芯線が1本の銅線で、長い距離でも信号が減衰しにくい。硬く曲げに弱い壁や天井に固定する配線
より線細い銅線をより合わせた芯線で、柔らかく取り回しやすい機器と差し込み口をつなぐパッチコード
UTP(シールドなし)軽く扱いやすい。オフィスで最も一般的一般的な事務所や店舗
STP(シールドあり)ノイズに強いが、接地(アース)を含めた正しい施工が必要工場など電磁ノイズの多い環境

 

STPケーブルは、シールドを正しく接地しないと本来の効果を発揮しにくく、施工を誤るとかえってノイズの影響を受けることもあります。一般的なオフィスであればUTPで十分なケースが多いため、STPが必要かどうかは設置環境を踏まえて業者と相談しましょう。

屋外や地中を通す区間には、紫外線や水分に強い屋外用のケーブルを使います。屋内用のケーブルを屋外にそのまま出すと、被覆の劣化が早まる原因になります。

PoE給電を使う場合の確認ポイント

Wi-Fiアクセスポイントや防犯カメラ、IP電話機などでは、LANケーブルを通じて電力を送るPoE(Power over Ethernet)がよく使われます。天井や屋外のようにコンセントを設けにくい場所でも、LANケーブル1本で通信と給電ができるのが利点です。

PoEには給電できる電力によっていくつかの規格があります。

規 格給電側の最大出力(1ポート)受電側で使える電力の目安主な対象機器
IEEE 802.3af(PoE)15.4W12.95WIP電話機、小型の防犯カメラ
IEEE 802.3at(PoE+)30W25.5WWi-Fiアクセスポイント、首振り機能付きカメラ
IEEE 802.3bt Type 360W51W高性能なアクセスポイント、映像機器
IEEE 802.3bt Type 490W71.3W消費電力の大きい機器

 

確認したいのは、機器1台ごとの必要電力と、スイッチ全体で給電できる電力の合計(給電容量)の両方です。たとえば、1台あたり20Wのアクセスポイントを3台、7Wのカメラを4台つなぐ場合、合計は88Wになります。スイッチのポートがすべてPoE対応でも、本体の給電容量がこれを下回っていれば、すべての機器を同時に動かせません。

ケーブルのカテゴリーだけでPoEの可否や給電能力を判断せず、機器とスイッチの仕様に沿って選定しましょう。防犯カメラの設置工事全体の流れは、<防犯カメラの設置工事>の記事で解説しています。

 

 

LAN配線工事の流れ

実際の工事は、相談から引き渡しまでおおむね次の段階で進みます。発注者が準備することもあわせて確認しておきましょう。

段 階主な内容発注者が準備すること
1. 相談・ヒアリング目的、接続機器、希望時期の共有機器一覧、平面図、現状の課題
2. 現地調査配線経路、既存設備、施工条件の確認天井点検口や機器置き場への立ち入り許可
3. 配線設計・見積もり口数、経路、部材、試験内容の決定設計案の確認、増設計画の共有
4. 契約・申請・日程調整管理会社への申請、作業日時の決定貸主・管理会社との調整、社内への周知
5. 施工養生、通線、端末処理、機器の取り付け作業場所の片付け、什器の移動
6. 試験・接続確認配線の試験、機器の接続と動作確認立ち会い、主要な端末の動作確認
7. 引き渡し配線図、試験結果、ラベル表の受け渡し資料の保管先を決める

1〜2. 相談と現地調査

最初の相談では、何のために工事をするのかを伝えます。「増席に合わせて10口追加したい」「店舗の天井にアクセスポイントを2台設置したい」といったように、目的と規模が具体的なほど、業者も必要な調査を判断しやすくなります。

現地調査では、配管や点検口の状況、配線距離、天井や壁の施工可否、既設回線の位置、営業中の作業制約などを確認します。図面だけでは分からない梁や障害物、過去の工事で残された不要なケーブルなどが見つかることもあります。工事の条件が複雑な場合は、現地調査を含めた見積もりを依頼するのが確実です。

3. 配線設計と見積もり

調査の結果をもとに、各端末までの配線本数、情報コンセントの位置、機器を集める場所、スイッチの構成、ラベルの付け方を決めます。将来の増設に備えて、配管だけを先に通しておく案や、スイッチの空きポートを確保する案も比較します。

この段階で確認しておきたいのが、工事後にどのような試験をするかです。試験の内容によって費用も成果物も変わるため、見積もりに含まれる範囲を確認しておきましょう。

4. 契約・申請・日程調整

賃貸物件では、管理会社への工事申請が必要になることがあります。申請から承認までに日数がかかるビルもあるため、希望する工事日から逆算して準備を進めます。社内にも、作業当日の立ち入り範囲や、一時的にネットワークが使えなくなる時間帯を周知しておくと混乱を防げます。

5. 施工

施工当日は、床や什器の養生をしてから、ケーブルの敷設、必要な開口、端末処理、情報コンセントやパッチパネルへの接続を進めます。天井や壁を開けた場合は、作業後に仕上げを復旧します。既存のネットワークに接続する工程では、通信が一時的に止まることがあるため、切り替えのタイミングを業者と事前に決めておきましょう。

6. 試験と接続確認

工事の品質を確かめるのが試験です。ここで知っておきたいのは、「インターネットにつながること」と「配線の性能を測定して確認すること」は別物だという点です。つながっていても、配線の品質が低ければ、速度が出ない、ときどき切れるといった不具合が後から出ることがあります。

主な確認方法は次のとおりです。

確認方法内 容分かること
接続確認(リンクアップ確認)端末をつないで通信できるかを確認するその時点でつながるかどうか
導通試験(ワイヤマップ)8本の芯線が正しく接続されているかを専用機器で確認する断線、誤配線、短絡の有無
性能試験(認証試験)専用の測定器で、信号の減衰や漏話などを測る配線がカテゴリーの性能基準を満たしているか

 

性能試験まで実施するかどうか、結果をどのような形式で提出してもらうかは、契約前に取り決めておきましょう。Cat6AやCat6で高速な通信を前提とする配線では、性能試験の結果が品質の裏付けになります。

7. 引き渡し

最後に、配線図や試験結果、ラベルの対応表などを受け取ります。引き渡し資料の内容は後の章で詳しく解説します。

 


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費用は「1口いくら」だけでは比較できない

LAN配線工事の見積もりでは、「1口あたりの単価」が目安として示されることがあります。ただ、同じ1口でも、既存の配管にケーブルを通すだけの現場と、天井を開口して復旧まで行う現場とでは、作業内容がまったく違います。単価だけで比較すると、あとから追加費用が発生して、結果的に高くつくこともあります。

費用を左右する主な要因

要 因費用が上がりやすい条件
口数配線本数が多い
配線距離ラックから差し込み口までが遠い、フロアをまたぐ
経路の難しさ配管がない、点検口が少ない、障害物が多い
配線方法隠蔽配線で開口や仕上げの復旧を伴う
部材上位カテゴリーのケーブルや部材、ラック、パッチパネル
機器スイッチやアクセスポイントの本体と設定作業を含む
試験性能試験の実施、報告書の作成
作業時間帯夜間・休日の作業
現場の条件什器の移動、高所作業、共用部の養生、管理会社への申請
既存配線不要な古いケーブルの撤去が必要

 

相場の数字だけで予算を確定するのではなく、現地の条件を確認したうえでの見積もりを基準にするのが確実です。

見積書で確認する項目

見積書を受け取ったら、次の項目が明記されているかを確認しましょう。

確認する項目見るポイント
配線本数、延長、ケーブルのカテゴリー、使用する部材
端末処理情報コンセント、パッチパネル、ラベルの範囲
経路施工配管、モール、開口、天井・壁の復旧の有無
機器スイッチやアクセスポイントの本体費・設定費を含むか
試験導通試験か性能試験か、測定結果や配線図の提出範囲
現場条件夜間・休日作業、什器の移動、搬入、管理者への申請
撤去・処分既存ケーブルや不要機器の撤去と処分費
保証・アフター施工後の不具合への対応期間と範囲

 

「〇〇工事一式」とだけ書かれている項目は、何が含まれているのかを確認しておきましょう。一式表記そのものが悪いわけではありませんが、中身が分からないまま契約すると、後から「それは含まれていません」と言われる原因になります。

追加費用が発生しやすいケース

工事の途中で追加費用が発生しやすいのは、次のような場面です。

・ 既存の配管が詰まっていたり、想定していた経路が使えなかったりした
・ 天井裏や壁の中に、図面にない梁や設備があった
・ 作業当日に什器の移動や片付けが必要になった
・ 工事中にレイアウトや口数の変更が決まった
・ 管理会社から、想定していなかった養生や作業時間の制限を求められた

こうした条件は、見積書の備考欄に「既設配管が使用できない場合は別途」「壁の復旧は別途」などと書かれていることがあります。発注前に、どのような場合に追加費用が発生し、その場合の金額をどう決めるのかを書面で確認しておきましょう。

複数社の見積もりを比べるコツ

相見積もりを取るときは、各社に同じ条件を渡すことが大切です。機器一覧、平面図、希望する口数、配線方法の希望、試験の範囲、作業できる時間帯をまとめた資料を用意し、同じ内容で見積もりを依頼します。

そのうえで、総額だけでなく施工範囲をそろえて比較します。ある会社の見積もりが安く見えても、試験や復旧が別途になっていれば、条件をそろえたときの金額は変わります。

依頼先を選ぶときのポイント

依頼先を選ぶときは、価格に加えて次の点を確認すると安心です。

確認するポイント理 由
事業所の配線工事の実績営業中の施工や管理会社との調整に慣れているか
現地調査を行うか図面だけでは分からない条件を把握できるか
試験と引き渡し資料の内容工事後の管理に必要な情報を残してくれるか
電源工事への対応コンセント増設などが必要な場合に一括で依頼できるか
工事後の対応不具合時の連絡先や対応範囲が明確か

 

LANケーブルの配線そのものには電気工事士の資格は不要とされていますが、コンセントの増設など電源に関わる工事には電気工事士の資格が必要です。また、通信事業者の回線設備への接続を伴う作業では、工事担任者の資格が関係する場合があります。工事の内容に応じて、必要な資格を持つ業者に依頼しましょう。

 

 

引き渡し時に受け取っておきたい情報

工事後に困りやすいのは、通信障害そのものより「どの差し込み口がどの機器につながっているか分からない」状態です。席替えや機器の移設、不具合の調査のたびに配線を一本ずつたどるのは、時間も手間もかかります。

引き渡しの際には、次の資料を受け取っておきましょう。

受け取る資料内 容役立つ場面
ラベルの対応表各差し込み口とパッチパネル・スイッチのポート番号の対応席替え、不具合の調査
配線図実際の配線経路と差し込み口の位置を反映した図面追加工事、レイアウト変更、退去時の原状回復
試験結果導通試験や性能試験の測定結果不具合時に配線が原因かを判断する
機器の一覧スイッチやアクセスポイントの型番、設置場所故障時の交換、保守契約の見直し
設定変更の記録工事の前後で変更した機器の設定内容ネットワークのトラブル対応

 

ラベルは、差し込み口とスイッチ側の両方に、対応が一目で分かる番号を付けてもらいます。たとえば、2階の差し込み口に「2F-01」、それにつながるパッチパネルのポートにも「2F-01」と付けておけば、どちらからでもたどれます。

また、既存のネットワークに接続した場合は、工事の前後でどの機器の設定を変更したかを確認しておきましょう。管理画面のパスワードなど重要な情報の受け渡し方法は、社内の管理担当者と施工業者で事前に決めておくと安全です。

資料は、担当者の個人的なフォルダではなく、社内で共有できる場所に保管します。その後、配線を追加・変更したときには資料も更新し、常に現状と一致する状態を保つことが、配線を長く使いやすく保つコツです。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. Wi-Fiを使うオフィスにもLAN配線は必要ですか?

アクセスポイントを有線のネットワークにつなぐ構成なら、その設置場所までLAN配線が必要です。無線で使う端末が多いほど、アクセスポイントの台数や配置が重要になり、そこまでの配線の質が通信の安定性に影響します。複合機や固定席のパソコンなど、有線でつないだ方が安定する機器もあるため、無線と有線を用途で使い分けるのが一般的です。

Q2. Cat6Aを選べば通信は必ず速くなりますか?

いいえ。回線の契約速度、ルーター、スイッチ、端末の対応速度などが制約になることがあります。配線をCat6Aにしても、途中の機器が1Gbpsまでしか対応していなければ、その経路で10Gbpsは出ません。用途と将来の計画を整理し、経路全体で必要な性能を確認することが先です。

Q3. 工事にはどのくらいの期間がかかりますか?

規模と条件によって大きく変わります。既存の配管を使って数口を追加する程度なら短時間で終わることもありますが、事務所の新規開設や移転では、内装工事の工程と合わせて計画する必要があります。管理会社への申請に日数がかかるビルもあるため、希望する時期が決まっている場合は、早めに相談することをおすすめします。

Q4. 営業中や業務中でも工事はできますか?

作業内容によっては可能です。ただし、天井の開口や既存ネットワークの切り替えを伴う作業は、騒音やほこり、通信の停止が発生するため、営業時間外や休日に行うことが多くなります。夜間・休日の作業は費用が上がる場合があるため、どの作業を業務時間内に行えるかを業者と相談して決めましょう。

Q5. 賃貸のオフィスや店舗でも工事できますか?

多くの場合は可能ですが、事前に貸主や管理会社の承諾が必要です。施工業者が指定されている、作業時間が決められている、退去時に原状回復が必要になる、といった条件があるため、契約書や管理規約を確認してから計画を立てましょう。原状回復の範囲によっては、露出配線の方が退去時の負担を抑えられることもあります。

Q6. 自社でLANケーブルを配線してもよいですか?

机の周りで既存の差し込み口から機器までケーブルをつなぐ程度であれば、社内で対応するケースも多くあります。一方で、天井裏や壁の中への配線、防火区画の貫通、多くの口数を伴う工事は、建物への影響や施工品質の面から専門業者に依頼するのが安全です。性能試験のように専用の測定器が必要な作業もあります。

Q7. 既存の配線を再利用することはできますか?

配線の状態と性能によっては再利用できます。ただし、古いカテゴリーのケーブルや、経年劣化したコネクターが使われている場合は、必要な速度が出ないことがあります。再利用を検討するときは、既存配線の試験を行い、必要な性能を満たしているかを確認してから判断しましょう。

Q8. 見積もりを依頼するときに何を準備すればよいですか?

席や機器の配置図、接続する機器の一覧と台数、増設の見込み、現状の不具合、営業を止められない時間帯、建物の管理会社の連絡先などをまとめておくと、配線計画と見積もりの精度が上がります。複数社に依頼する場合は、同じ資料を渡すことで比較しやすくなります。

Q9. 工事の後に差し込み口を追加したくなった場合はどうなりますか?

配線経路や配管に余裕があれば、比較的少ない作業で追加できます。最初の工事で予備の配管やスイッチの空きポートを確保しておくと、追加工事の負担を減らせます。引き渡し時に受け取った配線図とラベルの対応表があれば、追加工事の見積もりや作業もスムーズに進みます。

Q10. 防犯カメラやアクセスポイントにPoEを使う場合、何に注意すればよいですか?

機器ごとに必要な電力と、スイッチ全体で給電できる電力の合計を確認することが大切です。機器1台ごとのPoE規格が合っていても、スイッチの給電容量が足りなければ、すべての機器を同時に動かせません。将来カメラやアクセスポイントを増やす予定があるなら、給電容量にも余裕を持たせておきましょう。

 

まとめ

オフィスや店舗のLAN配線工事は、ケーブルを敷設するだけの作業ではなく、使う機器と場所を決め、建物に合う経路を選び、工事後の管理まで整える仕事です。

依頼前には、接続する機器と設置場所、増設の見込みを洗い出し、口数とネットワークの構成を整理しておきましょう。不調をきっかけに工事を検討している場合は、原因を切り分けてから必要な工事を選ぶことが大切です。配線ルートは建物の条件と運用に合わせて選び、ケーブルは用途と将来の更新を見据えて、経路全体で性能をそろえます。

見積もりでは単価や総額だけでなく、施工範囲と追加費用の条件を確認し、試験の内容と引き渡し資料まで取り決めておくと安心です。工事後に配線図とラベルの対応表が手元にあれば、席替えや機器の追加、不具合の調査にも落ち着いて対応できます。

 

参考資料・出典

<NTT東日本:インターネットが遅い原因と対策>

 


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LANケーブルの壁配線方法|露出・壁内・天井裏の選び方と費用
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