危険 電気工事

2024.07.20

電気工事の危険|DIYで絶対にやってはいけない作業と安全ポイント

 

電気工事をDIYすると危険と言われるのはなぜ?

電気工事は住宅の中で最も危険度が高い作業であり、素人のDIYでは取り返しのつかない事故を招きます
電気は火や水と違って形が見えないため、「気付かないうちに危険が迫っている」という特徴があります
そのため、電気工事をDIYで行うことは非常に危険で、法律でも厳しく制限されています。
さらに、施工不良は
「時間が経ってから火災につながる」ケースも多く、事故の発見が遅れる点も大きな問題です。
こうした理由から、電気工事は専門資格を持つプロが安全確認を行いながら施工する必要があります

電気工事は“目に見えない危険”との戦い

電気工事の最大の問題は、危険が視覚で判断できない点です
電線の中を流れる電流は目で見ることができず、電圧の違いや漏電の有無も外観では判断できません
そのため、作業者は知らないうちに通電したままのケーブルへ触れ、感電する危険があります。

また、電線の内部では、見た目ではわからない以下のような危険が潜んでいます。

・ 断線した電線に触れると突然大電流が流れる。
・ ケーブルの被覆が劣化していても外からわからない。
・ 配線の経路が複雑で、どこが通電中か把握しづらい。

特に家庭用コンセントでも最大1,500Wの電力が流れるため、不適切な扱いをすると感電や火災につながる非常に危険な設備であり、実際に事故も多く発生しています。
さらに、「電線を1本間違えて接続しただけ」でも漏電や火災につながり、住宅全体に被害が及ぶ可能性があります。
こうした理由から、電気工事は専門知識と計測器を使った安全確認が不可欠な作業と言えます

間違いが起こりやすいパターン

DIYで電気工事を行うと、専門家が必ず行う安全確認工程が省略されるため、以下のようなミスが発生しやすくなります。

【DIYで起こりやすい危険なミス】

危険なミス内容結果
極性の接続ミス白線と黒線を逆につなぐ誤配線漏電・機器故障・火災
絶縁処理の不十分ビニールテープのみで処理ショート・発熱事故
ケーブルの過負荷細いケーブルに大電流を流す発火・断線
アース未接続アース線を省略感電事故

 

このような施工不良は、作業直後には問題がなくても、半年後や数年後に突然トラブルが起きる点が非常に危険です。
特に、「焦げたようなにおい」「コンセントが熱い」といった症状は、すでに危険が進行しているサインであり、即時対応が必要です。
DIYの知識だけではこうした兆候を見逃してしまい、最悪の場合、住宅火災につながります

法令で禁止されている作業の理由

電気工事が法律で規制されている理由は、一般の人が安全に作業できない危険度の高い工事だからです
日本では「電気工事士法」によって、以下の作業は有資格者しか行ってはいけないと定められています。

・ 屋内配線工事
・ 分電盤やブレーカー周りの工事
・ 電線の接続や延長
・ 露出配線の敷設
・ 配電盤や負荷設備の接続

これらの作業は、感電・漏電・火災など重大事故につながる危険性が非常に高いため、国家資格保持者のみが許可されています。
さらに、法律では「資格がない者が電気工事を行うと罰則が科される」ことも明記されており、DIY感覚で行うことは重大なリスクとなります。
資格者は、電圧・抵抗・絶縁を測定し、安全を数値で確認しながら施工するため、事故の可能性を最小限に抑えられます。
こうした理由から、法令は電気工事を厳しく制限し、一般のDIY施工を禁止しています

 

 


電気工事に関するご相談や工事の依頼をお考えの方はコチラをチェック!! <電気工事110番>

👉 急な電気工事も安心!信頼できる業者をすぐに手配するなら【電気工事110番】

電気工事はプロに任せるべき理由とは?

「突然、ブレーカーが落ちた」「コンセントが焦げている」「照明がチカチカする」──そんな電気のトラブル、意外と多くのご家庭やオフィスで起こっています。
しかし、これらのトラブルを自分で何とかしようとするのは非常に危険です。電気工事は国家資格が必要な作業であり、誤った対応は感電や火災の原因にもなりかねません。

また、以下のようなケースも電気工事の対象です。

・ コンセントやスイッチの増設や移設

・ 照明器具の交換やLED化工事

・ 漏電調査と対応

・ 分電盤やブレーカーの交換

・ エアコン専用回路の新設

こうした専門性の高い電気工事は、必ず資格を持つ業者に依頼することが鉄則です。

どこに頼めばいい?【電気工事110番】が選ばれる理由

「どこの業者に頼めばいいかわからない…」
そんな方にこそおすすめなのが、【電気工事110番】です。24時間365日受付、迅速対応が特長です。

電気工事110番の主な特長

特長内容
全国対応日本全国どこでも対応可能(※一部離島を除く)
24時間365日受付夜間・土日・祝日も電話一本で受付OK
明朗会計見積後の追加費用なし。納得の料金体系
あらゆる電気工事にスピード対応緊急時でもすぐに駆けつけてくれる迅速対応
豊富な施工実績年間受付件数6万件以上の安心感

 

さらに、トラブル内容を相談すれば、その場で概算見積を提示してくれるため、費用面でも安心です。

よくある電気工事のトラブル例と対応事例

1. コンセントが焦げている・熱を持っている

→ 原因:配線の接触不良や電力オーバー
→ 対応:配線の交換、コンセントの安全基準対応への交換

2. エアコン設置の際に電源が足りない

→ 原因:専用回路が未設置
→ 対応:分電盤から専用回路を新設し、安全に使用可能に

3. 築年数の古い住宅での漏電調査

→ 原因:経年劣化やシロアリによる断線
→ 対応:回路全体のチェック+絶縁工事を実施し再発防止

このように、住まいの電気に関するお悩みは「電気工事110番」ひとつで解決可能です。

電気工事の相場ってどれくらい?安心の料金体系とは

「工事費が高額になるのでは…」と不安な方も多いかもしれませんが、電気工事110番では見積無料・明朗会計を徹底しています。

安心・安全な電気工事の第一歩は「相談」から!

今まさにトラブルが起きている方はもちろん、これからリフォームや増設を予定している方も、まずはプロに相談してみませんか?

電気工事で後悔しないために

電気工事は生活の安心・安全に直結する重要な作業です。
だからこそ、「安さ」だけで業者を選ぶのではなく、「実績」「対応力」「信頼性」で選ぶことが非常に大切です。

そのすべてを備えた【電気工事110番】なら、
✅緊急時も対応
✅見積無料
✅安心価格
で、あなたの住まいの電気トラブルをしっかり解決してくれます。

電気に関するお困りごとは、迷わず【電気工事110番】へご相談ください。

👇 下のリンクから『無料相談・見積依頼』が可能です / 今すぐチェックを!!

電気工事に関するご相談や工事の依頼をお考えの方はコチラをチェック!! <電気工事110番>


 

 

自分でできる電気工事/危険で絶対にやってはいけない工事

電気工事はすべてが危険というわけではなく、一部の軽作業は法律上DIYでも認められている作業があります
ただし、許可されている作業はごく限られており、範囲を超えると「重大な感電事故や火災につながる危険な工事」に該当します
そのため、自分でできる作業と絶対にやってはいけない作業を正しく理解することが、家庭の安全を守る第一歩となります。
この章では、DIYで可能な作業と禁止されている作業を具体的に解説し、日常で発生しやすい注意点もわかりやすく紹介します。

DIYしてOKな作業

DIY可能な電気関連作業は、法律により「電気設備の外装部分に限定される軽微な作業」に限られています
これらの作業は電線や分電盤に触れず、通電部分へ直接触れない安全性の高い範囲に分類されるため、危険が比較的少ないとされています
それでも、作業中に工具を誤って当てたり、固定が甘くてパーツが外れたりすることがあるため、慎重な手順と安全意識が欠かせません。
特に、作業前には必ずスイッチを切り、「必ず電気が流れていないこと」を確認してから作業することが大切です。

コンセントカバー交換

コンセントカバー交換は、DIYでも比較的安全に行える軽作業です
この作業は外装パーツの交換のみで、内部の電線や通電部には触れない点が特徴です。
そのため、法律でも「電気工事に該当しない軽微な作業」として認められています。

ただし、以下のような危険があるため、注意事項を必ず守る必要があります。

・ ネジを落としてショートさせないように金属部分から離して扱う。
・ カバーを外した際、内部配線へ工具を押し当てない。
・ 割れたカバーを放置すると発火リスクが高まるため早めに交換する。

特に重要なのは、「カバー交換のつもりで内部の金具まで触れてしまうミス」です。
金具に触れると通電している場合があり、わずかな接触でも感電の危険があります。
そのため、カバー交換であっても、手順書に沿って慎重に行う意識が不可欠です。

照明器具の取り替え

照明器具の交換も、一般家庭で認められているDIY作業のひとつです
シーリングソケット(角型・丸型)を利用している場合、「器具を回して外し、新しい照明を取り付けるだけ」で交換できます。
この作業は電線に触れず、コネクタ方式の構造になっているため安全性が確保されている点が理由です。

しかし、照明器具の交換でも以下のような危険が潜んでいます。

・ 高所での作業中にバランスを崩して落下する危険。
・ 照明の重量が重いと腕が疲れ、落下させて破損する危険。
・ ソケットの劣化で接触不良が起き、交換後に発熱する危険。

特に、照明器具は天井に取り付けられているため、高所作業の危険が常に存在します。
そのため、交換前には脚立の安定を確認し、「片手作業を避け、両手でしっかり支えて取り付ける」ことが重要です。
器具交換は慣れれば簡単ですが、油断すると感電や落下事故につながるため細心の注意が必要となります。

DIY禁止の危険な作業

DIY禁止の電気工事は、国家資格(第二種電気工事士など)を持つ技術者のみ作業が許される危険度の高い工事です。
これらの作業は、わずかなミスでも重大事故に直結し、「最悪の場合は命を落とす危険」があります。
特に、配線工事や分電盤作業は感電・漏電・火災のリスクが非常に高く、一般人が触れることは法令で厳しく禁止されています
DIYで行うと、電力会社からの供給部分を傷つけるケースも多く、住宅全体の停電や設備損傷が発生します。

配線工事

配線工事はDIYで最も危険な作業のひとつです
電線の接続・延長・敷設などを含むこれらの作業は、電気工事士法で完全に禁止されている専門工事です
配線工事は複雑であり、間違った接続は「目に見えないまま発熱」し、時間が経ってから火災が発生します。

以下のような危険が特に問題となります。

・ 白線、黒線、アース線の極性を誤接続する危険。
・ ケーブルを壁内へ通す際、被覆を傷つけて漏電させる危険。
・ 規格外のケーブルを使って過電流により発火する危険。

電線は外から見えない位置を通るため、施工不良に気付かないまま数年間過ごしてしまうケースが多くあります。
そのため、配線工事は必ず資格を持つ技術者へ依頼し、安全測定と絶縁チェックを行った上で施工する必要があります

分電盤まわりの作業

分電盤(ブレーカー)は家庭の電気を管理する中心部であり、最も危険度が高い部分のひとつです
分電盤には100V~200Vの電力が直接供給されており、触れただけで重度の感電事故が発生します。
そのため、分電盤の作業は完全に資格者のみが行う工事として定められています。

以下の危険からDIYは絶対に避ける必要があります。

・ 主幹ブレーカーの位置を誤ると住宅全体が停電する危険。
・ 電圧が高く、軽い接触でも生命に関わる感電を起こす危険。
・ 過電流ブレーカーを誤って選ぶと発火リスクが急増する危険。

分電盤は電力量の計測や保護装置が集まった設備であり、素人が触ると住宅全体の電気設備へ影響を与える点が非常に危険です
そのため、分電盤周りの修理・交換・増設は、必ずプロへ依頼し、安全に施工してもらう必要があります。

高所での電気設備交換

高所での電気工事は、感電の危険だけでなく、転落事故の危険が重なり、死亡事故につながりやすい作業です
特に屋外照明・外壁ライト・防犯カメラ・アンテナなどの設備交換は、DIYで多発する事故として知られています。

高所作業が危険な理由は以下の通りです。

・ 脚立のバランスを崩して落下する危険。
・ 片手作業で体が不安定になり、電気部分へ触れて感電する危険。
・ 重い設備を落下させてケガをする危険。

DIYでは安全帯・専用脚立・絶縁工具などが揃っていないため、作業環境が不安定で事故確率が非常に高くなります。
そのため、高所での設備交換は、必ず安全管理が徹底されたプロに依頼し、落下・感電の両方の危険を避けることが重要です

 

 

無資格の電気工事について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください!!

無資格でできる電気工事はどこまで?法律・安全リスクを徹底解説!

 

電気工事の危険を避けるために知っておきたい安全の基本

電気工事の危険を確実に避けるためには、作業前の準備・安全確認・工具の選定・家庭環境の配慮など、複数の安全要素を正しく理解することが重要です
電気の危険は目に見えないため、油断すると「一瞬の接触でも重大事故」につながります
そのため、一般家庭で電気関連の作業を行う際には、感電・漏電・火災のリスクを事前に把握し、適切な安全対策を徹底する姿勢が不可欠です。
ここでは、家庭で最低限知っておくべき安全の基本を、実例を交えてわかりやすく解説します。

感電を防ぐための必須知識

感電事故は、家庭内で最も多い電気トラブルのひとつです
特にDIY作業では、電気が流れている部分に気付かず接触してしまうケースが非常に多いため、危険性を正しく理解することが大切です。
感電を防ぐためには、以下の基本知識を必ず押さえておく必要があります。

【家庭の感電リスクと主な原因】

危険の種類主な原因起こりやすい場所
感電事故通電部分への接触コンセント・照明・分電盤
漏電事故被覆劣化や水の侵入洗面所・キッチン・屋外設備
発熱事故不適切な接続や過負荷延長コード・電源タップ

 

特に注意すべきポイントは、以下の3点です。

・ 電源を切っても「ブレーカーを落とさない限り通電している部分が残る」。
・ 濡れた手で器具に触れると電気が体内に流れやすくなる。
・ 金属工具を使用すると電流が伝わりやすく感電リスクが高まる。

感電事故を防ぐためには、必ずブレーカーで電源を遮断し、感電チェッカーなどで通電状態を確認する習慣が重要です
また、屋外や洗面所で作業する際は、わずかな水滴でも「漏電や短絡事故を誘発する危険」があるため、作業前に乾いた状態を確認してから進める必要があります。

工具・保護具の選び方

安全な電気作業を行うためには、適切な工具と保護具の選定が絶対条件です
特に電気工事では、金属工具や絶縁が不完全な道具を使うと、「工具を通じて電流が体に流れる危険」があるため、DIY作業では専用の絶縁工具を使うことが推奨されています。

安全性を確保するための基本的な工具・保護具は以下の通りです。

【電気作業で必要な工具・保護具】

種類内容目的
絶縁ドライバーグリップとシャフトが絶縁加工通電部へ触れても電流が体に流れないよう保護
絶縁手袋ゴム素材で絶縁保護感電防止
電圧計通電状態を確認電源OFFを数値で確認
安全靴事故防止落下物や静電気対策

 

特に重要なのは、作業用のドライバー・ペンチ・ニッパーは、すべて絶縁仕様を選ぶことです。
市販の安価な工具は絶縁性能が弱いことが多く、誤って通電部へ触れると感電する危険があります。
また、作業中は保護メガネや滑りにくい手袋を併用し、落下や破片の飛散にも備える姿勢が重要です。

DIYであっても、道具選びはプロと同じ基準で行う必要があり、「道具の安全性能が命を守る」という意識が欠かせません。

子ども・高齢者がいる家庭での注意点

子どもや高齢者がいる家庭では、電気工事に関わる危険がさらに高まるため、より慎重な安全対策が必要です
特に、作業中に工具や電線が散乱していると、誤って触れてしまう危険があり、重大事故に発展する可能性があります。

家庭での安全確保のため、以下の点を徹底することが重要です。

・ 子どもが興味本位で電線へ触れないように作業場所を隔離する。
・ 高齢者が作業音に驚いて近づかないよう事前に説明する。
・ 工具やカバーを一時置きする際は、通電部に当たらない位置に置く。

特に高齢者は、椅子や脚立の段差で転倒しやすいため、作業範囲へ近づけない環境が必要です。
また、子どもは電線やネジなどの小物に興味を持ちやすく、「拾ったネジを口へ入れる」など別の事故も発生しやすいため注意が必要です。

家庭内での電気作業は、作業者だけでなく、周囲の家族全体の安全を確保する意識が重要なポイントです

 


電気工事に関するご相談や工事の依頼をお考えの方はコチラをチェック!! <電気工事110番>


 

プロに頼むべき電気工事と費用の目安

電気工事は、見た目以上に危険と専門性が高い作業が多く、軽微な工事以外はプロへ依頼することが安全面でもコスト面でも最善です
特に、分電盤まわりや配線工事は、「目に見えない内部の状態を正確に判断する技術」が必要で、資格を持った技術者だけが安全に施工できます。
プロへ依頼することで、事故リスクを大幅に減らせるだけでなく、見落としがちな劣化部分の点検も同時に行えるため、長期的な安全確保につながる点が大きなメリットです。
ここでは、プロへ依頼すべき工事の種類と費用の目安を、具体例を挙げて詳しく解説します。

事故を未然に防ぐためのプロ活用

家庭での電気事故の多くは、DIYでの不完全な施工が原因になっています
配線の接続ミスや絶縁不良は、施工直後には気付かなくても、数ヶ月後に「突然発熱する」など危険が表面化するケースがあります
プロへ依頼する最大の価値は、潜在的な危険を早期に発見し、事故を未然に防ぐことができる点です

プロが行う安全作業の特徴は以下の通りです。

・ 電圧、絶縁、抵抗を専門の測定器で数値的にチェックする。
・ 配線の劣化、被覆破損、接続不良などを細部まで確認する。
・ 負荷計算を行い、火災リスクが高い過電流状態を防止する。

これらは、一般のDIY作業では不可能な工程であり、安全な電気設備を維持するために欠かせないポイントです
プロは、事故の芽を見逃さず、確実に処理する技術を持っているため、結果として家庭全体の安全性が大きく向上します。

資格保有者が行う安全施工

日本の電気工事は「電気工事士法」により、電線を直接扱う工事は有資格者でなければ行えないと明確に定められています
資格保有者は、電気の特性を理解しているだけでなく、作業前後の安全確認、部材選定、負荷計算などを正確に行える点が特徴です。
そのため、プロが施工すると、「見えない部分まで安全性が確保された施工」となり、長期的な設備トラブルを防げます

特に以下の工事は、資格者でなければ絶対に行えません。

【資格者が必ず行う電気工事】

工事の種類内容危険性
分電盤工事ブレーカー交換・増設高電圧による感電・火災
配線工事電線の延長・新設・接続隠ぺい火災・漏電
屋外の電気工事防水・防雨処理、照明設備漏電・感電
200V工事エアコン専用回路など過電流での発火

 

これらは、ほんのわずかなミスでも事故につながり、専門知識なしに触れることは極めて危険です。
資格者は、工事後に測定器で検査を行い、数値で安全を証明してから引き渡すため、施工品質と安全性が確保されます。

費用相場と相談のポイント

電気工事をプロへ依頼する際には、費用の目安を知ることで適正な見積もりを判断しやすくなるため、事前に相場を理解しておくことが重要です
電気工事の費用は、作業内容・部材・作業時間・現場の状態によって変動しますが、一般家庭でよくある工事は以下のような価格帯になります。

【よくある電気工事の費用相場】

工事内容費用の目安備考
コンセント増設¥8,000~¥15,000配線距離により変動
照明交換(簡易型)¥5,000~¥10,000器具代別
分電盤交換¥50,000~¥120,000安全ブレーカー含む
エアコン専用回路工事¥20,000~¥40,000200V対応可
屋外照明工事¥15,000~¥35,000配線長さで変動

 

電気工事は、作業の難易度や現場の条件によって追加費用が発生することがあります。
そのため、相談の際には以下のポイントを押さえておくとスムーズです。

・ 見積もりに「部材費、工賃、出張費」が含まれているか確認する。
・ 追加料金の発生条件を事前に聞いておく。
・ 工事後に「絶縁測定や動作確認」を行ってくれるか確認する。

特に重要なのは、「安さだけで業者を選ばないこと」です
極端に安い業者は、保安確認を省略したり、安価な部材を使ったりするケースがあり、「数年後にトラブルが発生する危険」があります。
費用はもちろん重要ですが、安全性を最優先し、信頼できる資格者に依頼することが、結果的に長期的な安心につながります

 

 

電気工事におけるリスクアセスメントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください!!

電気工事におけるリスクアセスメントとは?安全管理と災害防止を解説

 

まとめ|DIYで電気工事の危険を避けつつ、安心して暮らすために

電気工事は、日常生活と密接に関わる作業である一方、目に見えない危険が潜む非常にリスクの高い作業です
特にDIYでは、配線の誤接続や絶縁不良など、わずかなミスが「数ヶ月後に火災につながる危険」をはらんでおり、安全に生活するためには適切な知識と判断が不可欠です
そのため、家庭で電気作業を行う際は、自分でできる作業と絶対にやってはいけない工事の境界を正しく理解し、危険を避ける意識が非常に重要となります

DIYでできるのは、コンセントカバー交換や照明器具の取り替えなど、外装部分だけを扱う簡易作業に限られます。
一方、配線工事や分電盤周りの作業は、感電や漏電の危険が極めて高く、法律で有資格者のみが行える工事として厳しく制限されています。
こうした作業を無資格で行うと、施工不良により*「住宅全体へ影響する重大事故」*を引き起こす可能性があります。

また、作業前のブレーカー遮断や、絶縁工具の使用、家庭環境への配慮など、基本的な安全対策を徹底することで、感電や火災の危険を最小限に抑えることができます。
子どもや高齢者がいる家庭では、作業スペースをきちんと区切り、誤って電線や工具に触れないように注意することも大切です。

さらに、分電盤の工事・配線の延長・屋外照明の施工など、少しでも危険を感じる電気工事は必ずプロへ依頼することが最善です。
プロは、電圧測定・絶縁測定・負荷計算などを行い、見た目だけでは分からない内部の安全を数値で確認しながら、確実な施工を提供します。
費用がかかるように見えても、プロに依頼することで、長期的な火災リスクを防ぎ、安全で快適な生活を守る効果は非常に大きな価値があります。

電気は便利である一方、扱い方を誤ると命に関わる危険を伴います
だからこそ、DIYは安全範囲に留め、安全が確保できない作業は迷わず資格保有者へ相談することが、安心して暮らすための最も確実な方法です
電気工事の危険性を正しく理解し、適切な判断を行うことで、家庭の安全と快適な生活を長く維持することができます。

 


電気工事に関するご相談や工事の依頼をお考えの方はコチラをチェック!! <電気工事110番>


 

電気工事の主な職種と役割|現場・設計・保守の仕事内容と資格
一覧へ戻る
電気工事士は“楽”?勉強・仕事・将来性までリアルに徹底解説

関連記事