
中小企業のネットワーク構築とは?必要性と基本構成を解説
現代の中小企業において、ネットワーク構築は企業活動の基盤となる重要なインフラです。
単に「インターネットに接続する環境」を整えるだけでなく、社員同士が情報を共有し、社内外のシステムと安全に連携できる仕組みを整備することが、真のネットワーク構築の目的です。
業務のデジタル化やクラウド利用が急速に進む中で、ネットワークの品質が生産性・顧客対応力・セキュリティを大きく左右します。
中小企業がネットワーク構築を行う必要性
かつては中小企業にとって、ネットワーク構築は「コストがかかるもの」という印象が強くありました。
しかし現在では、業務の効率化・コスト削減・競争力強化のために、ネットワークの整備は欠かせない投資とされています。
ネットワーク構築が必要な理由を、具体的に3つ挙げてみましょう。
【ネットワーク構築が必要な3つの理由】
1. 情報共有の迅速化
社員間のファイル共有や顧客情報の閲覧を即座に行える環境が整うことで、社内の意思決定スピードが格段に向上します。
特にNAS(ネットワークストレージ)やクラウド共有を活用すれば、リアルタイムでのデータ同期が可能になります。
2. 業務効率の向上とコスト削減
適切に構築された社内LAN環境では、ネットワークプリンタやサーバーなどの共用機器を複数の社員で利用できます。
これにより、設備投資を抑えながら業務プロセスを合理化できる点が大きなメリットです。
3. セキュリティ強化とリスク回避
不正アクセスやウイルス感染などのリスクを防ぐには、ファイアウォールやVPNなどを含む安全なネットワーク構成が必要です。
クラウド利用が拡大する今、ネットワークの安全性は企業の信用に直結します。
つまり、ネットワーク構築とは「通信環境の整備」にとどまらず、企業のデジタル基盤を支える経営戦略の一部なのです。
ネットワーク構築の基本構成とは?
中小企業のネットワークを設計する際は、まず「どのような業務を、どの規模で行うか」を明確にすることが出発点です。
オフィスの広さや従業員数、クラウド利用の有無によって、必要な構成や通信速度、機器の性能が大きく異なります。
一般的な中小企業ネットワークの基本構成は、以下のように整理できます。
【中小企業におけるネットワーク構成の基本要素】
構成要素 | 主な役割 | 補足説明 |
---|
インターネット回線 | 外部通信を行うための基盤 | 光回線(1Gbps以上)がおすすめ |
ルーター | 社内LANと外部インターネットの境界を管理 | VPN・ファイアウォール機能付きが望ましい |
スイッチングハブ | 各端末への通信分配・接続管理 | ギガビット対応、PoE給電型が効率的 |
LANケーブル | 有線通信を行う物理的経路 | Cat6A以上で安定した10Gbps通信を確保 |
Wi-Fiアクセスポイント | 無線通信エリアの拡大 | Wi-Fi 6対応で高速通信・干渉軽減 |
ファイアウォール | 不正アクセス防止・通信監視 | ハードウェア型・ソフトウェア型どちらも導入可 |
サーバー・NAS | ファイル共有やバックアップ | 社内データ管理の中心となる設備 |
これらの要素を適切に配置・接続することで、「高速」「安全」「安定」したネットワーク環境が整います。
特に、ルーターとハブの選定は非常に重要です。
ルーターは「社内と外部のゲートウェイ」として、ウイルス侵入を防ぎ、外部との通信を制御します。
一方で、ハブは社内の通信を支える“心臓部”であり、処理性能やPoE対応の有無によってLANの安定性が大きく変わります。
有線LANと無線LANの使い分けが重要
中小企業のオフィスでは、有線LANと無線LANの併用が一般的です。
それぞれに明確なメリットと役割があり、業務内容に応じて最適なバランスを取ることが求められます。
【有線LANと無線LANの比較】
項目 | 有線LAN | 無線LAN(Wi-Fi) |
---|
通信速度 | 安定して高速(最大10Gbps) | 電波状況により変動(最大9.6Gbps※Wi-Fi6) |
安定性 | ノイズに強く安定 | 干渉や距離に影響を受けやすい |
設置自由度 | 配線工事が必要 | 設置場所の自由度が高い |
セキュリティ | 外部侵入が困難 | 暗号化設定が必須(WPA3推奨) |
主な用途 | デスクトップPC、サーバー | ノートPC、スマートフォン、タブレット |
有線LANは、高速で安定した通信が求められる業務端末やサーバー接続に最適です。
特に、経理システムやクラウドデータベースを扱う部署では、LANケーブル接続が推奨されます。
一方、会議室やフリーアドレス席など、柔軟な働き方を支えるエリアでは無線LANが有効です。
Wi-Fi 6対応アクセスポイントを導入すれば、複数端末同時接続でも速度低下を防止できます。
ネットワーク設計で失敗しないためのポイント
中小企業のネットワーク構築では、機器の選定だけでなく、設計段階の考慮が極めて重要です。
構成図を作らずに配線を行うと、後からトラブル対応や拡張工事の際に混乱を招きます。
以下の3つの観点を意識して設計することで、将来にわたって安定したネットワーク運用が可能となります。
【失敗しないネットワーク設計の3つのポイント】
・ 通信経路を明確にする:ルーター→ハブ→端末への流れを図面化し、ケーブル経路も記録する
・ 将来の拡張を考慮する:オフィス移転や増員を見越し、空ポートや余裕あるスイッチを採用する
・ セキュリティレイヤーを分ける:社内LAN、来客用Wi-Fi、IoT機器LANを分離し、リスクを低減
このように設計段階で工夫を凝らすことで、後々の運用・保守コストを大幅に削減できます。
ネットワーク構築がもたらす中小企業の成長効果
正しく設計されたネットワークは、単に「通信をつなぐ仕組み」ではありません。
それは、業務の自動化・情報共有の高速化・テレワーク対応・クラウド導入の基礎を支える経営資産です。
例えば、LAN環境を整えたことで、
・ 社員間の情報共有がスムーズになり、ミスの削減や意思決定の迅速化を実現
・ クラウド会計ソフトやオンライン会議システムの導入が容易になり、業務スピードと顧客対応力が向上
・ 外部からのセキュリティ脅威を防ぎ、信頼性の高い社内インフラを構築
このようにネットワーク構築は、単なる設備工事ではなく、企業の未来を支える“戦略投資”なのです。
中小企業に最適なネットワーク構築を進めよう
中小企業のネットワーク構築は、限られた予算の中でいかに効率性・安全性・拡張性を両立するかがポイントです。
ルーターやハブの性能、LANケーブルの規格、Wi-Fiエリアの設計など、細部までこだわることで、通信の安定性と業務生産性が飛躍的に向上します。
「ネットが遅い」「会議中にWi-Fiが切れる」「社外から安全にアクセスできない」と感じているなら、今こそネットワーク構築の見直し時期です。
専門業者と相談し、自社の業務内容や規模に合わせた最適な構成を設計することで、将来の成長を支える強固な通信インフラが完成します。
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社内LANが遅い!中小企業が行うべきネットワーク改善と再構築の手順
はじめに:LANの「遅さ」は業務停滞の原因
中小企業のオフィスでよく聞かれる悩みが、「社内LANが遅くて仕事が進まない」 という問題です。
ファイル共有に時間がかかる。
クラウドアプリが頻繁に止まる。
Zoom会議が途中で途切れる。
こうした現象は、単に「インターネット回線の速度が遅い」ことが原因ではありません。
LAN配線・ネットワーク機器・設定・セキュリティ構成 のいずれか、あるいは複数に問題が潜んでいます。
つまり、ネットワーク全体を見直す「再構築(リビルド)」が必要なのです。
中小企業の社内LANが遅くなる主な原因
1. 老朽化したネットワーク機器の使用
多くの中小企業では、設立当初から使い続けているルーターやハブ をそのまま運用しているケースが見られます。
しかし、10年以上前の機器は通信規格が古く、帯域幅が狭いため、現在のデータ通信量に耐えられません。
例えば、100Mbps対応ハブを使用している場合、最大でも0.1Gbpsしか通信できず、クラウド利用が一般化した現代では致命的な遅延を引き起こします。
【ネットワーク機器の世代と速度比較】
規格 | 最大速度 | 主な利用時期 | 現在の評価 |
---|
100BASE-TX | 100Mbps | 2000年代初期 | 遅すぎる(要交換) |
1000BASE-T(ギガビット) | 1Gbps | 2010年前後 | 現在も標準的 |
10GBASE-T | 10Gbps | 2020年代以降 | 今後の主流規格 |
古いハブやルーターをそのまま使うことは、社内全体の通信ボトルネックになるため、段階的な更新が不可欠です。
2. 不適切なLAN配線とケーブル品質の問題
LANケーブルの規格が古い、あるいはケーブル長が過剰に長いと、通信速度が極端に低下します。
特に、Cat5やCat5eのような古いケーブルは、1Gbps通信すら安定しない場合があります。
また、ケーブルを束ねて配管に通している場合、ノイズ干渉(クロストーク)によりパケットロスが発生します。
【LANケーブル規格と通信性能の比較】
ケーブル規格 | 最大速度 | 推奨距離 | 特徴 |
---|
Cat5 | 100Mbps | ~100m | 旧規格。現行では非推奨 |
Cat5e | 1Gbps | ~100m | 一般的だがノイズに弱い |
Cat6 | 1Gbps(安定) | ~100m | 企業LANの標準 |
Cat6A | 10Gbps | ~100m | 高速通信・ノイズ耐性◎ |
Cat8 | 25~40Gbps | ~30m | サーバールーム向け |
Cat6A以上のケーブルを採用することで、通信速度と安定性が格段に向上します。
特にクラウド業務・VPN接続・NASアクセスが多い企業では、LANケーブルの更新が最優先課題です。
3. ネットワーク設計の不備
LANの遅延原因の多くは、実は設計段階のミスです。
「全ての端末を1台のハブに集中接続」「階層構造がなくループ構成になっている」などの状態では、通信が渋滞します。
正しい設計では、コアスイッチ(中心ハブ)とフロアスイッチ(各階ハブ)を階層的に配置し、ループ防止機能(STP)を有効化します。
【ネットワーク設計で見直すべきポイント】
・ 階層構造(ツリー構成)を採用する
・ VLAN設定で部署ごとのトラフィックを分離する
・ PoE対応スイッチを導入し、IP電話、カメラ、アクセスポイントへ電源供給を簡略化
・ ループ防止(STP)設定を有効にして、通信障害を未然に防止
設計を見直すだけで、通信効率は最大30〜50%改善するケースもあります。
ネットワーク改善と再構築の実践手順
Step 1:現状のネットワーク診断
改善の第一歩は、「何が遅いのか」を可視化することです。
社内の通信経路を図面化し、速度計測(SpeedtestやLANベンチマーク)を実施します。
さらに、ルーターのログ解析やハブのポート利用状況を確認し、通信が集中している箇所を特定します。
【診断時に確認すべき項目】
・ 各拠点の通信速度(下り/上り)
・ 各機器の通信規格(100Mbps/1Gbps/10Gbps)
・ ケーブルの規格、長さ、配線経路
・ Wi-Fiアクセスポイントのチャンネル干渉有無
・ 外部アクセス(VPN/クラウド接続)の遅延有無
この段階で問題を定量化することで、再構築の優先順位を明確化できます。
Step 2:ネットワーク機器の更新
診断結果をもとに、ルーター・スイッチ・アクセスポイントを最新機種へ更新します。
特にルーターは、VPNやクラウドアクセスが増える現代では高性能CPUとQoS機能を備えたモデルが望ましいです。
QoS(Quality of Service)は、通信の優先度を制御して業務トラフィックを優先できる機能であり、オンライン会議やクラウド業務が多い企業では必須といえます。
【中小企業向けルーター/ハブの選定ポイント】
機器 | 推奨仕様 | 理由 |
---|
ルーター | 1Gbps以上/VPN対応/QoS機能搭載 | クラウド・テレワーク対応 |
スイッチングハブ | ギガビット以上/PoE対応/STP機能 | IP機器との相性良好 |
Wi-Fiアクセスポイント | Wi-Fi6(11ax)対応/メッシュ構成可能 | 安定接続・複数端末対応 |
特にWi-Fi6対応の導入で、通信効率は最大40%以上改善すると言われています。
Step 3:LAN配線の再構築と最適化
機器の更新と並行して、LANケーブルの引き直しと整理を行います。
ケーブルが床に散乱している、配線ルートが不明確、といった状態は通信トラブルの温床です。
配線をOAフロア内や配管ダクトに収め、ケーブルを色分け・ラベル管理することで、保守性が飛躍的に向上します。
【LAN再配線でのチェックポイント】
・ ケーブルの長さは100m以内に統一
・ PoE対応が必要な場合はCat6A以上を採用
・ 配線経路は天井、床下、壁面いずれかに整理
・ ネットワークラック内で配線を結束、番号管理
配線の見直しは通信速度だけでなく、保守コスト削減にも直結します。
Step 4:セキュリティとアクセス制御の最適化
ネットワークを再構築する際には、セキュリティ層の再設計も不可欠です。
中小企業における情報漏えいの多くは、「社内LANと外部アクセスが同一ネットワークで管理されていた」ことに起因しています。
来客用Wi-Fiと社内LANを分離することで、外部からの侵入リスクを大幅に低減できます。
さらに、ファイアウォールやUTMを導入し、不正アクセス・ウイルス感染・通信監視を自動化します。
【中小企業に推奨されるセキュリティ構成例】
対応項目 | 導入機器・技術 | 効果 |
---|
ネットワーク分離 | VLAN/来客用SSID分離 | 不正アクセス防止 |
通信監視 | ファイアウォール/UTM | 外部攻撃検知 |
VPN接続 | IPsec/SSL-VPN | 安全なテレワーク環境 |
アクセス制御 | MAC認証/ポート制御 | 内部情報漏えい対策 |
セキュリティを強化することは、ネットワークの信頼性を高める投資です。
Step 5:再構築後の運用・監視体制の整備
ネットワーク改善は構築して終わりではありません。
運用フェーズでの監視・点検・保守が重要です。
特に中小企業では、専任の情報システム担当者がいないことが多いため、外部のネットワーク管理サービスを活用するのも有効です。
【運用・保守のポイント】
・ 定期的な速度計測とログ解析を行う
・ 機器のファームウェアを最新状態に保つ
・ ルーターやハブの設定をバックアップしておく
・ 不具合発生時はネットワークマップを活用し迅速対応
これらを継続的に実施することで、安定稼働と長期的なコスト最適化が実現します。
ネットワーク再構築で業務スピードを取り戻す
社内LANの「遅さ」は、単なる通信問題ではなく、企業競争力の低下に直結します。
老朽機器・旧規格ケーブル・不適切な設計をそのままにしておくと、クラウド化・テレワーク化・DX推進の波に乗り遅れる危険があります。
今こそ、自社のネットワークを “高速・安全・拡張性のある構成” へ刷新する時です。
専門業者と連携し、現状分析から再構築・運用管理まで一貫して対応すれば、中小企業でも低コストで堅牢なネットワーク基盤を構築できます。
ネットワークの最適化は、業務効率・生産性・信頼性を同時に高める最良の経営投資なのです。

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