2024.07.24
防犯工事と防犯リフォームの違いとは?住宅の安全対策を徹底解説!
防犯工事・防犯リフォームって何?
防犯工事とは?
防犯工事とは、住宅や建物の防犯性能を向上させるために行う設備の設置や改修工事のことを指します。
一般的な住宅やオフィス、店舗などに対して、不審者の侵入を防ぐための対策を講じることが目的です。
防犯工事には以下のような具体的な対策があります。
・ 玄関や勝手口の防犯強化(ディンプルキー・電子錠の設置)
・ 窓の防犯対策(防犯フィルム・補助錠・面格子の取り付け)
・ 監視カメラの設置(録画機能付きカメラ・スマホ連動カメラ)
・ センサーライトの設置(夜間の不審者対策)
・ 防犯砂利の敷設(足音で侵入を察知しやすくする)
・ フェンスや門扉の強化(外部からの侵入を困難にする)
これらの対策を施すことで、侵入犯罪のリスクを大幅に低減することができます。
防犯リフォームとは?
防犯リフォームとは、既存の住宅や建物を改修して防犯性能を向上させる工事のことです。
「リフォーム」とあるように、通常のリフォームと同時に実施することが多く、住宅のデザイン性を損なわずに防犯性能を向上できるという特徴があります。
例えば、以下のような防犯リフォームの例があります。
・ 窓を二重ガラスに変更する(防犯性と断熱性を向上)
・ 玄関ドアを強化する(ピッキング対策がされた扉へ交換)
・ スマートロックを導入する(鍵の紛失リスクを防ぐ)
・ 外壁や門扉のデザインを変更する(見通しをよくして侵入を防ぐ)
・ オートロックシステムを導入する(マンションなどで防犯性を高める)
特に、 新築時には考慮されていなかった防犯対策を後付けできるという点が、防犯リフォームの大きなメリットです。
防犯工事と防犯リフォームの違い
防犯工事 | 防犯リフォーム | |
---|---|---|
目的 | 防犯対策の強化 | 既存の住宅を防犯仕様に改修 |
主な施工内容 | 防犯カメラ設置、窓強化、鍵交換 | 玄関・窓・外構の改修、防犯フィルムの施工 |
対象 | 一戸建て、マンション、オフィス、店舗 | 既存の住宅・建物 |
施工規模 | 小規模~中規模の設備工事 | 大規模なリフォームを含む場合もある |
防犯工事は比較的手軽に実施できる対策が多く、短期間での工事が可能です。
一方、防犯リフォームは住宅のデザインや構造そのものを見直しながら行う改修工事であり、大規模な工事になる場合もあります。
防犯工事・防犯リフォームが求められる背景
日本は比較的治安が良いと言われていますが、住宅侵入犯罪は依然として発生しています。
警察庁の統計によると、 年間約4万件以上の侵入窃盗が認知されており、特に戸建て住宅や低層階のマンションは狙われやすい傾向があります。
また、共働き世帯の増加や高齢化 により、留守の時間が長くなる家庭が増えていることも、防犯対策の重要性が高まっている要因の一つです。
特に以下のような方々にとって、防犯工事・防犯リフォームは非常に有効な対策 となります。
・ 空き巣被害に遭ったことがある人
・ 戸建て住宅に住んでいる人(特に1階部分が狙われやすい)
・ 防犯設備が整っていないマンションやアパートに住んでいる人
・ 長期間家を空けることが多い人(旅行・出張が多い)
・ 小さな子どもや高齢者と同居している人(安全対策が必要)
防犯工事・防犯リフォームとは、住宅や建物の防犯性能を向上させるための設備導入や改修工事のことです。
・ 防犯工事は鍵の交換・防犯カメラ設置・窓の強化などの設備工事
・ 防犯リフォームは玄関や外構の改修・窓のリフォーム・オートロック導入などの住宅改修
どちらも犯罪のリスクを低減し、家族や財産を守るために非常に重要な対策です。
防犯対策は「後でやろう」ではなく、「今すぐにやる」ことが大切です。
ぜひこの機会に、防犯工事や防犯リフォームの導入を検討してみてください!
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防犯工事、防犯リフォームって必要なの?
住宅侵入犯罪の実態
日本は比較的治安が良い国と言われていますが、それでも住宅侵入犯罪は年間数万件発生しています。特に、一戸建て住宅や低層マンションは狙われやすく、対策を講じなければリスクが高まります。
警察庁のデータによると、侵入犯罪の手口には以下のような特徴があります。
・ 無施錠のドアや窓からの侵入
・ ガラス破りによる侵入
・ ピッキングによる鍵開け
・ その他(ベランダからの侵入など)
このデータからもわかるように、鍵をかけていなかったり、防犯対策が不十分な家が狙われやすいのです。そのため、防犯工事や防犯リフォームを行うことで、侵入犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。
防犯対策が必要な人の特徴
すべての家庭において防犯対策は重要ですが、特に次のような人は、早急に防犯工事や防犯リフォームを検討すべきです。
・ 戸建て住宅に住んでいる人
マンションと比べて外部からの侵入経路が多く、1階部分の窓や玄関が狙われやすいため、防犯フィルムや補助錠の設置が有効です。
・ 空き巣被害に遭ったことがある人
一度侵入された家は、「再犯リスクが高い」ことが知られています。同じ犯人が再び狙うこともあるため、防犯対策を強化する必要があります。
・ 長時間留守にすることが多い人
共働き世帯や単身赴任者は日中家を空ける時間が長く、空き巣の標的になりやすいです。監視カメラやスマートロックの導入が有効です。
・ 高齢者や子どもがいる家庭
自力で防犯対策が難しい高齢者や、小さな子どもを持つ家庭は、外部の侵入リスクを減らすための対策が必要です。オートロックやインターホンの強化が推奨されます。
・ マンションやアパートの1階・2階に住んでいる人
マンションでも、低層階は窓やベランダから侵入されやすいため、防犯フィルムや補助錠、窓センサーの設置が効果的です。
防犯工事・防犯リフォームをすることで得られる安心感
防犯対策をしっかり行うことで、以下のようなメリットがあります。
1. 侵入犯罪の抑止効果
しっかりとした防犯設備が整っている家は、空き巣に狙われにくくなります。「この家は警戒が厳しい」と思わせることが重要です。
2. 心理的な安心感
家のセキュリティが強化されることで、家族全員が安心して暮らせるようになります。特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、防犯対策が生活の質向上にもつながります。
3. 資産価値の向上
近年では、防犯設備が整った家は資産価値が高まりやすい傾向にあります。特に、スマートロックや防犯カメラが設置されている物件は、購入希望者にとって大きな魅力になります。
防犯工事・防犯リフォームは、今の時代に必要不可欠な対策です。
空き巣や侵入犯罪は、決して他人事ではなく、誰にでも起こり得る問題です。
・ 住宅侵入犯罪は年間3万件以上発生している
・ 狙われやすい家の特徴を知り、防犯対策を強化することが重要
・ 防犯工事・防犯リフォームを行うことで、抑止効果・安心感・資産価値向上のメリットがある
後悔しないためにも、自宅の防犯状況を見直し、必要な対策を講じましょう。
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電気工事で防犯カメラを設置するポイントと今後の技術的な進化
防犯工事、防犯リフォームってどんな種類があるの?
防犯工事や防犯リフォームには、侵入を防ぐための対策と犯罪を未然に防ぐための抑止対策の2つの視点があります。ここでは、それぞれの視点から具体的な工事・リフォームの種類について詳しく解説します。
1. 侵入を防ぐための防犯工事・防犯リフォーム
空き巣や侵入者の手口を考慮し、住宅や建物の侵入経路を塞ぐことが最も基本的な防犯対策です。以下のような工事・リフォームが効果的です。
1-1. 玄関・勝手口の防犯強化
玄関や勝手口は侵入者が狙う主なポイントです。ここを強化することで、不審者の侵入を難しくします。
【ディンプルキーや電子錠の設置】
通常の鍵はピッキングで開けられてしまう可能性があります。ディンプルキーや電子錠はピッキング対策がされており、不正解錠のリスクを低減します。
特に電子錠(スマートロック)は、暗証番号や指紋認証で施錠できるため、鍵の紛失リスクも軽減できます。
【ドアの補強プレート取り付け】
ドアの鍵周りを強化する補強プレートを取り付けることで、バールなどを使ったこじ開け対策になります。
【ドアチェーンやドアガードの設置】
外部の侵入者がドアをこじ開けるのを防ぎ、家の中からでも安全に対応できるようになります。
1-2. 窓の防犯対策
窓は玄関に次いで侵入者が狙いやすいポイントです。特に1階部分やベランダがある窓はしっかりと対策を講じる必要があります。
【防犯フィルムの貼り付け】
窓ガラスを破られにくくするために、防犯フィルムを貼ることが有効です。特殊な防犯フィルムは、ハンマーなどで叩いても割れにくく、侵入に時間がかかるため、犯罪を防ぐ効果があります。
【補助錠の設置】
通常の窓の鍵だけでなく、補助錠を設置することで、開閉しにくくすることができ、侵入者の手間を増やすことができます。
【面格子の取り付け】
外からの侵入を物理的に防ぐために、強化型の面格子を窓に取り付けることで、窓破りによる侵入を防ぐことができます。
【シャッターや雨戸の設置】
窓の外側にシャッターや雨戸を取り付けることで、夜間や不在時の侵入を困難にすることができます。
1-3. 外構(フェンス・門扉)の防犯強化
外部からの侵入を防ぐためには、家の外回りの対策も重要です。
【高めのフェンスや門扉の設置】
侵入者が簡単に乗り越えられないように、高さのあるフェンスや門扉を設置すると効果的です。
【防犯砂利の敷設】
防犯砂利は、人が歩くと大きな音が出るため、不審者の侵入を察知しやすくなります。特に、窓の周辺や家の裏手に敷くことで、より高い防犯効果が期待できます。
2. 犯罪を未然に防ぐための抑止対策
防犯設備を整えることで、犯罪者に「この家は狙いにくい」と思わせることが重要です。以下のような設備を導入することで、侵入犯罪を未然に防ぐことができます。
2-1. 監視カメラ・防犯カメラの設置
最近では、録画機能付きの高性能な防犯カメラやスマホ連動型カメラが普及しています。
【監視カメラを設置することで、犯行を抑止】
カメラが設置されているだけで、犯罪者は「証拠が残る可能性が高い」と考え、ターゲットから外れる可能性が高くなります。
【スマホと連携できる防犯カメラが便利】
Wi-Fi対応の防犯カメラを設置すると、外出先からでもスマホで映像を確認できるため、不審な動きがあればすぐに対応可能です。
2-2. センサーライトの設置
暗い場所を好む侵入者に対して、センサーライトを設置することで強い抑止効果があります。
【人の動きに反応して自動で点灯】
夜間、不審者が近づくとライトが点灯するため、「見られている」という意識を持たせることができます。
【玄関・駐車場・庭・勝手口などに設置すると効果的】
特に建物の死角や暗がりになりやすい場所に設置することで、防犯性能を大幅に向上させることができます。
2-3. インターホン・オートロックシステムの導入
侵入者は、ターゲットを選ぶ際に在宅状況を確認するためにインターホンを鳴らすことが多いです。そのため、高機能なインターホンを設置することで防犯効果を高めることができます。
【モニター付きインターホンで訪問者を確認】
顔を確認できるモニター付きインターホンを導入すれば、在宅・不在にかかわらず、不審者の接近を防ぐことが可能です。
【スマホと連携できるインターホンが便利】
外出中でも訪問者をスマホで確認できるため、不審者が来た場合にすぐに対応できます。
【オートロックシステムで建物全体の防犯性を向上】
マンションやアパートでは、オートロックシステムを導入することで、居住者以外の侵入を防ぐことができます。
防犯工事・防犯リフォームには、侵入を防ぐ対策と、犯罪を未然に防ぐ抑止対策の2つの観点があります。
・ 玄関・窓・外構の防犯強化(物理的な侵入対策)
・ 防犯カメラやセンサーライトの設置(抑止効果を高める)
・ インターホンやオートロックの導入(訪問者の管理)
住宅の防犯対策は一つではなく、複数の対策を組み合わせることでより効果的になります。
「この家は侵入しにくい」と思わせることが、最大の防犯対策です。
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防犯工事、防犯リフォームのメリット・デメリットは?
防犯工事や防犯リフォームを行うことで、住宅の安全性を向上させることができますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
防犯工事・防犯リフォームのメリット
1. 侵入犯罪を未然に防げる
防犯設備を強化することで、空き巣や不審者の侵入リスクを大幅に低減できます。特に、次のような対策を施すことで侵入の難易度を上げ、犯罪を未然に防ぐことができます。
・ 玄関の鍵をディンプルキーや電子錠に変更し、ピッキングを防ぐ
・ 窓ガラスを防犯フィルムや防犯ガラスに変更し、ガラス破りを防ぐ
・ 防犯カメラやセンサーライトを設置し、不審者を抑止する
これらの対策を組み合わせることで、侵入の手間を増やし、犯罪者がターゲットにしにくい家にすることができます。
2. 家族や財産を守る安心感が得られる
「防犯対策がしっかりした家」と「無防備な家」とでは、家族の安心感が大きく違います。
・ 夜間や外出時でも安心できる
・ 高齢者や子どもが一人で留守番をする際の不安を軽減できる
・ 万が一の事態でも、監視カメラやインターホンの録画機能が証拠となる
防犯対策が万全な家では、住んでいる人の精神的な負担も軽減され、より安心して暮らすことができます。
3. 住宅の資産価値が向上する
防犯設備が整っている住宅は、市場価値が高まりやすい傾向があります。特に近年では、「スマートロック」や「防犯カメラ付き住宅」は購入希望者にとって魅力的な要素となります。
・ 防犯設備が整った住宅は、資産価値が高くなる
・ 賃貸物件では、入居率が向上する可能性がある
・ 売却時に「安全性の高い住宅」として高評価を受けやすい
将来的に住宅を売却する可能性がある場合、防犯リフォームを行うことで、資産価値の向上につながることもメリットのひとつです。
4. 火災や災害時の安全性も向上
防犯リフォームには、防犯だけでなく、火災や災害時の安全性を高める効果もあります。
・ 防犯フィルムを貼ることで、台風や地震時のガラス飛散防止になる
・ オートロックやスマートロックを導入することで、火災時の緊急脱出がしやすくなる
・ 監視カメラを設置しておくことで、災害時の状況を記録できる
このように、防犯リフォームは防犯だけでなく、さまざまな災害リスクにも対応できるというメリットがあります。
防犯工事・防犯リフォームのデメリット
1. 費用がかかる
防犯工事や防犯リフォームは、導入する設備や施工内容によっては高額になる場合があります。
予算を考えずに対策を進めると、思った以上にコストがかかることがあります。そのため、どの対策が最も必要なのかを見極め、優先順位をつけて計画的に導入することが重要です。
2. メンテナンスや修理が必要になる
防犯設備は、一度設置すれば終わりではありません。定期的なメンテナンスや修理が必要になるため、維持費が発生する場合があります。
・ 防犯カメラは定期的にレンズの汚れを拭く必要がある
・ スマートロックの電池交換が必要
・ 防犯フィルムは経年劣化するため、数年ごとに貼り替えが必要
このように、防犯設備は「設置後のメンテナンス費用」も考慮しておく必要があります。
3. 生活環境の変化に伴い使いにくくなる場合がある
防犯対策を強化することで、一部の機能が使いづらくなることがあります。
・ 玄関ドアのロックが増えると、開け閉めの手間が増える
・ シャッターを閉めることで、換気がしづらくなる
・ 監視カメラの設置場所によってはプライバシーの問題が発生する
防犯対策は重要ですが、日常生活に支障をきたさないようにバランスを考えて導入することが大切です。
防犯工事や防犯リフォームには、多くのメリットがある一方で、費用や維持管理の面でのデメリットもあります。
以下に、メリット・デメリットをまとめました。
【メリット】
・ 侵入犯罪を未然に防げる
・ 家族の安心感が向上する
・ 住宅の資産価値が上がる
・ 災害時の安全性も向上する
【デメリット】
・ 導入コストがかかる
・ 定期的なメンテナンスが必要
・ 生活の利便性が損なわれることがある
防犯工事・防犯リフォームを検討する際には、「どの対策が自分の家に必要か」「予算内で効果的な対策は何か」をしっかりと考えることが重要です。
コストと利便性のバランスを考えながら、自分に合った防犯対策を選びましょう。
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防犯システムの基本と未来:AIとIoTがもたらすセキュリティ
防犯工事、防犯リフォームって自分でできるの?
防犯対策は専門業者に依頼するのが一般的ですが、比較的簡単な対策であれば、自分で施工することも可能です。
ここでは、自分でできる防犯工事・防犯リフォームの具体例と、その際の注意点について詳しく解説します。
1. 自分でできる防犯対策(DIY防犯)
自分で行える防犯対策には、工具が不要なものや簡単な施工で済むものが多くあります。
以下に、コストを抑えつつ高い防犯効果を発揮する方法を紹介します。
1-1. 窓の防犯強化
【防犯フィルムを貼る】
・ 侵入犯の多くは窓ガラスを割って侵入するため、防犯フィルムを貼ることで窓ガラスの破壊を困難にし、侵入を防ぐことができます。
・ 施工は簡単で、市販の防犯フィルムをカットして窓に貼るだけです。
・ 透明タイプや曇りガラスタイプがあり、防犯性能とプライバシー保護を両立できます。
【補助錠を取り付ける】
・ 窓のクレセント錠(中央の鍵)だけでは不安な場合、補助錠を追加すると窓の開閉をさらに困難にすることが可能です。
・ 両面テープやネジで簡単に取り付けられるものもあり、賃貸住宅でも導入しやすいのがメリットです。
【防犯ブザー・窓アラームを設置】
・ 窓が開けられた際に大音量のアラームが鳴る製品を設置すると、不審者を威嚇し、侵入を未然に防ぐことができます。
・ 工事不要で、粘着テープで貼り付けるだけで設置可能です。
1-2. 玄関の防犯対策
【ドア用補助錠を追加】
・ 玄関の鍵を1つから2つに増やすことで、ピッキング対策が強化されます。
・ 市販の補助錠は両面テープやネジで固定できるため、DIYで取り付け可能です。
【スマートロックを導入】
・ 電子錠(スマートロック)を自分で取り付けることも可能です。
・ 鍵の紛失防止や、リモート操作で施錠確認ができるため、セキュリティを大幅に向上できます。
・ 取り付けは簡単で、多くのスマートロックは既存の鍵に後付けするタイプなので、賃貸でも使用可能なものがあります。
【ドアスコープ・ドアチェーンを交換】
・ 広角のドアスコープに変更することで、より広範囲の視野を確保でき、不審者の確認がしやすくなります。
・ ドアチェーンを強化型のものに交換することで、不審者が無理やりドアをこじ開けるのを防ぐことができます。
1-3. 外構(庭・駐車場)の防犯対策
【防犯砂利を敷く】
・ 歩くと大きな音がする防犯砂利を敷くことで、不審者の侵入を察知しやすくなります。
・ DIYで簡単に敷き詰めることができ、コストも比較的安価です。
【センサーライトを設置】
・ 人の動きに反応して自動で点灯するライトを設置することで、夜間の侵入者を威嚇できます。
・ ソーラー充電式のものを選べば、電源工事不要で設置可能です。
【ダミーの防犯カメラを設置】
・ 本物の防犯カメラが難しい場合、ダミーカメラを設置するだけでも抑止効果が期待できます。
・ LED付きのダミーカメラを選ぶことで、よりリアルな防犯対策が可能になります。
2. DIY防犯対策の注意点
自分で防犯対策を行う場合、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
2-1. 賃貸住宅の場合、原状回復が可能か確認
賃貸物件に住んでいる場合、退去時に原状回復が求められるため、設置が簡単に撤去できるものを選ぶことが重要です。
・ 粘着テープやマグネット式の防犯アイテムを選ぶ
・ スマートロックは「工事不要で後付け可能なタイプ」を選ぶ
・ 防犯フィルムは賃貸でも使用できる透明タイプを選ぶ
2-2. 防犯対策を過信しすぎない
DIYでできる防犯対策は、比較的簡単に実施できますが、完全に犯罪を防ぐわけではありません。
特に以下のようなケースでは、専門業者に依頼することを検討した方が良いでしょう。
・ 高価な資産を守りたい場合(貴金属・高級車など)
・ 過去に空き巣被害に遭ったことがある場合(再犯リスクが高い)
・ 近隣で侵入犯罪が増えている場合(地域の治安を考慮)
本格的な防犯対策を行う際は、DIYの限界を理解し、必要に応じてプロの業者に相談することが大切です。
防犯工事や防犯リフォームの中には、自分で手軽に実施できるものも多くあります。
DIYで防犯対策を行う際は、以下のポイントを意識しましょう。
・ 簡単にできる防犯対策から始める(防犯フィルム、補助錠、センサーライトなど)
・ 賃貸物件の場合は、原状回復が可能な対策を選ぶ
・ DIYで対応できる範囲を把握し、必要に応じて専門業者に依頼する
防犯対策は「やらないより、やる方が確実に安全」です。
まずは手軽にできる防犯対策から始めて、必要に応じて本格的な工事を検討することが大切です。
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防犯工事、防犯リフォームって専門業者に依頼した方がいいの?
DIYでできる防犯対策もありますが、より高度な防犯対策を求める場合や、家全体のセキュリティを強化したい場合は、専門業者に依頼するのが最適です。
ここでは、専門業者に依頼するメリットとデメリット、依頼すべきケースについて詳しく解説します。
1. 専門業者に依頼するメリット
1-1. 防犯性能の高い設備を確実に設置できる
専門業者に依頼することで、市販のDIY製品では対応できない高性能な防犯設備を導入できるというメリットがあります。
【防犯ガラスや特殊フィルムの施工】
・ 市販の防犯フィルムよりも強度が高く、バットやハンマーで叩いても割れにくい仕様の防犯ガラスを取り付けることが可能です。
【プロ仕様の防犯カメラの設置】
・ DIYのカメラは比較的安価ですが、夜間撮影に強い高性能カメラや、クラウド録画機能付きの防犯カメラは、業者に依頼することで最適な配置と設定を行えます。
【玄関ドアの強化工事】
・ 防犯性能の高い耐ピッキングドアや電動スマートロックを備えたドアへの交換も、専門業者なら施工が可能です。
1-2. 建物全体の防犯診断と最適な対策を提案してもらえる
専門業者は、防犯のプロの視点から、建物のどこに脆弱な部分があるのかを診断し、最適な対策を提案してくれます。
【侵入経路の分析と最適な対策の選定】
・ 家の構造や立地条件に応じて、最も効果的な防犯工事を行うことができます。
【侵入者の手口を考慮した施工】
・ 例えば、「窓ガラスが破られやすい位置にあるなら、防犯フィルムだけでなく窓センサーも設置する」といった実践的な対策を組み合わせることが可能です。
1-3. 長期的な防犯効果とアフターサービス
専門業者による防犯工事は、長期間にわたって高い防犯性能を維持できるように設計されているため、DIY対策に比べて持続的な安心感があります。
【施工後のメンテナンスや保証がある】
・ 防犯カメラやスマートロックのトラブル対応、修理保証が付くことが多いため、長く使い続けられます。
【防犯対策のアップグレードが可能】
・ 新しい防犯技術が登場した際に、既存の設備と組み合わせてより高度な対策を講じることも可能です。
2. 専門業者に依頼するデメリット
2-1. 費用がかかる
専門業者に依頼すると、DIYに比べてコストがかかるのがデメリットです。
DIYでは数千円~数万円で対策ができることに対し、業者依頼では数十万円の費用がかかる場合もあります。
しかし、高度な防犯対策を確実に実施できることを考えると、長期的にはコストに見合ったメリットがあるとも言えます。
2-2. 業者選びに慎重になる必要がある
防犯設備の施工業者の中には、高額な費用を請求する悪質業者も存在します。
そのため、業者選びには以下のポイントを押さえておくことが大切です。
【実績のある業者を選ぶ】
・ 「防犯カメラ設置○○件」「防犯フィルム施工実績多数」など、実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
【複数の業者から見積もりを取る】
・ 1社だけではなく、3~4社から相見積もりを取ることで、適正価格を把握することができます。
【保証やアフターサービスの有無を確認】
・ 施工後の保証があるかどうか、トラブル発生時に対応してもらえるかを事前に確認しましょう。
3. 専門業者に依頼すべきケース
「DIYでの対策で十分な場合」と「専門業者に依頼すべき場合」を比較すると、以下のようになります。
防犯対策 | DIYで可能 | 業者に依頼すべき |
---|---|---|
防犯フィルムの貼り付け | ◯(市販品で対応可) | ◯(高強度フィルムは業者施工推奨) |
窓用補助錠の設置 | ◯(簡単に取り付け可能) | × |
防犯カメラの設置 | ◯(簡易カメラならDIY可能) | ◯(配線やクラウド録画対応なら業者推奨) |
玄関ドアの交換 | × | ◯(耐ピッキング仕様ドアなら業者推奨) |
シャッターや雨戸の設置 | × | ◯(専門施工が必要) |
オートロックシステムの導入 | × | ◯(高度な防犯対策が必要) |
特に、以下のような場合は専門業者に依頼するのがベストです。
・ 過去に空き巣被害に遭ったことがある
・ 高価な財産を所有している(貴金属・ブランド品・高級車など)
・ 家族の安全を最優先に考えたい(高齢者や子どもがいる家庭)
・ 防犯設備のメンテナンスまで考えた対策を行いたい
専門業者に依頼することで、より高度で確実な防犯対策を行うことができ、家族や財産を守る上で安心感が得られます。
【メリット】
・ プロの視点で最適な防犯対策を提案してもらえる
・ DIYでは対応できない高性能な設備を導入できる
・ 長期間にわたって安心できる防犯効果が期待できる
【デメリット】
・ コストがかかる
・ 業者選びを慎重に行う必要がある
DIYで対応できる部分と、専門業者に依頼すべき部分をしっかり見極め、バランスの取れた防犯対策を行うことが重要です。
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防犯工事、防犯リフォームを依頼する際に注意することって何?
防犯工事や防犯リフォームを専門業者に依頼する際には、適切な業者選びや、施工内容の確認が重要です。
悪質な業者を避け、納得のいく防犯対策を行うために、以下のポイントに注意しましょう。
1. 信頼できる業者を選ぶポイント
防犯対策は施工の質が悪いと意味がありません。
信頼できる業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
1-1. 実績が豊富な業者を選ぶ
・ 防犯工事やリフォームの専門業者かどうかを確認する
・ 「施工実績○○件」「創業○○年」など、実績が豊富な業者を選ぶ
・ 過去の施工例を見せてもらう(写真や動画があると安心)
【チェック方法】
・ 公式サイトや口コミサイトで施工事例や過去の実績を確認する
・ 地域での評判が良い業者を選ぶ(防犯工事は地域性も重要)
2-2. 見積もりを複数の業者から取る
防犯工事の費用は業者によって異なるため、1社だけでなく複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
【注意すべきポイント】
・ 「相場より極端に安い業者」は避ける(手抜き工事の可能性がある)
・ 明細が細かく記載されているか確認(「一式」と書かれた見積もりは要注意)
・ 見積もり時に現地調査をしない業者は信頼できない(現場を見ずに見積もる業者は危険)
2-3. 保証やアフターサービスを確認
防犯設備は長期間使用するものなので、万が一の故障や不具合に備えて、保証内容やアフターサービスの有無を確認しましょう。
【チェックすべきポイント】
・ 防犯カメラや電子錠の保証期間はどのくらいか?
・ 施工後のメンテナンスサービスがあるか?
・ 故障時の対応はどのようになっているか?
2. 防犯工事・リフォームの契約時の注意点
契約をする際には、トラブルを避けるために以下のポイントを必ず確認しましょう。
2-1. 契約書の内容を細かくチェック
契約を結ぶ際には、必ず書面で詳細を確認しましょう。
以下のような内容が明記されているかチェックしてください。
【契約書に記載されるべきポイント】
・ 工事の具体的な内容(どの設備を設置するか)
・ 施工期間(いつからいつまでか)
・ 費用の内訳(「一式」ではなく、詳細が記載されているか)
・ 支払い方法とスケジュール(前払い・後払い・分割など)
・ 保証期間とアフターサービスの内容
【 “要注意!” 悪質な契約の例】
・ 口約束だけで進める業者は危険(必ず契約書を交わす)
・ 不明瞭な追加料金が発生する可能性がある業者(「追加費用がかかるか」を事前に確認)
・ クーリングオフが適用されるかどうかをチェック(訪問販売や電話勧誘の場合は8日以内なら解約可能)
2-2. 施工中のトラブルを防ぐために確認すべきこと
防犯工事の施工中に、以下のようなトラブルが起こることがあります。
【工事の進行状況を逐一チェック】
・ 工程が予定通り進んでいるか確認する(大幅な遅れがないか)
・ 事前の見積もりと違う施工が行われていないかをチェック
・ 防犯カメラや鍵の動作確認をしっかり行う
【施工中の「やり直し」ができるかを確認する】
・ 例えば、カメラの位置が適切でない場合などは施工完了前に修正を依頼する
・ 後で変更ができるのか、施工前に業者と相談しておくことが重要
3. よくある防犯工事・リフォームのトラブル事例と対策
防犯工事やリフォームの際には、施工トラブルが発生することもあるため、事前に対策を知っておきましょう。
3-1. 料金の追加請求トラブル
【事例】
「工事が始まってから、追加の作業が必要だと言われ、見積もりより高額な請求が来た。」
【対策】
・ 契約前に追加料金の可能性があるか確認する
・ 「追加料金が発生する場合は必ず事前に説明する」という条件を契約書に明記
3-2. 施工不良(防犯設備が正常に作動しない)
【事例】
「防犯カメラを設置したが、録画ができていなかった」「スマートロックが反応しない」
【対策】
・ 施工完了後に、必ず動作確認を行い、不具合がないかチェックする
・ 施工後にアフターサービスがある業者を選ぶ
3-3. 強引な勧誘や悪徳業者による契約
【事例】
「訪問販売で『今すぐ契約しないと危険』と言われ、高額な防犯設備を契約してしまった。」
【対策】
・ 訪問販売や電話勧誘はクーリングオフ(8日以内)を利用できることを知っておく
・ その場で契約せず、必ず家族と相談する
・ 「相場より異常に高い」「不安を煽る」業者には注意する
防犯工事・防犯リフォームを依頼する際には、業者選びと契約内容の確認が最も重要です。
以下のポイントを押さえて、信頼できる業者を選びましょう。
【業者選びのポイント】
・ 実績が豊富で評判の良い業者を選ぶ
・ 複数の業者から見積もりを取り、適正価格を確認する
・ 保証やアフターサービスが充実しているかチェックする
【契約・施工時の注意点】
・ 見積もりの内訳をしっかり確認し、不明瞭な料金に注意する
・ 施工完了後に必ず動作確認を行い、問題がないかチェックする
・ 強引な勧誘や悪質業者に騙されないよう注意する
防犯工事は「やったつもり」ではなく、「しっかり機能しているか」が重要です。
安心して暮らせる環境を作るために、適切な業者と確実な防犯対策を実施しましょう!
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セキュリティ設備の導入で安心感を!知っておきたい基礎知識と注意点
まとめ
防犯工事・防犯リフォームは、住宅や建物の安全性を向上させ、空き巣や侵入犯罪を未然に防ぐために非常に重要な対策です。本記事では、防犯工事と防犯リフォームの違いや具体的な対策、DIYでできること、専門業者に依頼する際の注意点などについて詳しく解説しました。
1. 防犯工事・防犯リフォームの重要性
日本では、年間数万件の侵入犯罪が発生しており、特に戸建て住宅や低層マンションは狙われやすい傾向があります。防犯工事や防犯リフォームを行うことで、犯罪者に「侵入しにくい家」と思わせることができ、犯罪の抑止効果が期待できます。
2. 防犯工事・防犯リフォームの種類とその効果
防犯対策は、侵入を防ぐための直接的な対策と、犯罪を未然に防ぐための抑止対策の2つの視点で考えることが重要です。
2-1. 侵入を防ぐ対策
・ 玄関・勝手口の防犯強化(ディンプルキー・電子錠の設置、ドア補強)
・ 窓の防犯対策(防犯フィルム・補助錠・面格子の取り付け)
・ フェンスや門扉の強化(防犯砂利の敷設、高さのあるフェンスの設置)
2-2. 犯罪を未然に防ぐ抑止対策
・ 防犯カメラの設置(録画機能付き・スマホ連動型カメラ)
・ センサーライトの設置(夜間の侵入者を威嚇)
・ モニター付きインターホンやオートロックの導入(訪問者の管理)
これらの対策を組み合わせることで、より高い防犯効果を得ることができます。
3. DIYでできる防犯対策とその限界
防犯工事や防犯リフォームの中には、自分で手軽に実施できるものも多くあります。
・ 防犯フィルムの貼り付け(窓ガラスを破られにくくする)
・ 補助錠の取り付け(窓や玄関のロックを強化)
・ 防犯ブザーや窓アラームの設置(侵入時に大音量で威嚇)
・ 防犯砂利の敷設(足音で不審者の接近を察知)
・ ダミー防犯カメラの設置(侵入者に対して抑止効果)
ただし、DIYでは対応できない高度な防犯対策は専門業者に依頼する必要があります。
4. 専門業者に依頼するメリットと注意点
専門業者に依頼することで、より高度で確実な防犯対策を行うことができ、長期間にわたって安心できる生活環境を整えられます。
・ 専門家による最適な防犯プランの提案
・ 高性能な防犯設備の導入(防犯ガラス、防犯カメラ、オートロックなど)
・ 施工後の保証やアフターサービスの提供
しかし、悪質な業者に騙されないために、以下の点に注意が必要です。
・ 実績のある業者を選ぶ(施工事例や口コミをチェック)
・ 複数の業者から見積もりを取る(相見積もりで適正価格を把握)
・ 契約書の内容を細かく確認する(追加料金や保証内容を明確にする)
・ 施工後にしっかりと動作確認を行う(カメラの映像確認、鍵の作動チェックなど)
5. 防犯工事・防犯リフォームは「今すぐ」に
防犯対策は、「いつかやろう」ではなく、「今すぐにやる」ことが大切です。犯罪はいつどこで発生するかわかりません。特に、
・ 過去に空き巣被害に遭ったことがある人
・ 戸建てや低層階のマンションに住んでいる人
・ 旅行や出張で家を長期間空けることが多い人
・ 高齢者や子どもがいる家庭
上記に該当する方は、早急に防犯対策を検討することをおすすめします。
防犯対策は組み合わせが重要
防犯工事・防犯リフォームを成功させるためには、単独の対策だけでなく、複数の対策を組み合わせることが重要です。
・ 侵入を物理的に防ぐ対策(玄関・窓の強化)
・ 犯罪を未然に防ぐ抑止対策(防犯カメラ・センサーライト)
・ 日常的にできる防犯意識の向上(施錠の徹底、近隣住民との連携)
「うちは大丈夫」と思わず、防犯対策をしっかりと行い、家族と財産を守る環境を整えましょう。
防犯は「後悔する前に行動する」ことが何よりも大切です。ぜひ、この機会に自宅の防犯状況を見直し、必要な対策を講じてください!
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